うさぎが怒るって知ってた?うさぎの感情、『怒る』原因とは?

突然ですがあなたは、うさぎを怒らせた事はありますか?

「うさぎって怒るの?」

そう思った方は多いと思います。うさぎってそこにいるだけで可愛い、まさにそんな存在ですよね。

犬や猫に次いで人気のペットであるにも関わらず、その感情表現についてよく知る人は多くありません。
もちろん、うさぎも犬や猫のように、また人間のように怒ります。

そのうさぎが怒るというのを身を持って知っているのは、うさぎが懐いている証拠だとも言えます。

怒っているのに懐いている?

それは一体どういう事でしょうか。ネコちゃんやワンちゃんはしっぽを振って『嬉しい!』と教えてくれたり、牙を見せて『怒ってるぞ!』と教えてくれたりしますよね。

この感情表現はコミュニケーションを取るのにとても重要なものです。

ではうさぎはどうやってその感情を教えてくれるのでしょうか。うさぎの『怒る』を見分ける方法とその原因について詳しく書いていきたいと思います。

 

「それ、好きじゃない」

うさぎはナデナデされるのが好きなコが多いです。頭や背中を撫でられるのはもちろん、慣れている人から顔をマッサージされてウットリ、なんていうコもいるくらいです。撫でて欲しい場所がある一方で、そこは触らないで欲しいと言う場所もあります。それは手や足、お腹、しっぽ……飼い主さんのナデナデでリラックスしている最中突然、触って欲しくない場所を触られた時、「それ、好きじゃないなぁ」そんな風に逃げて行きます。

 

「びっくりしたなぁ、もう!」

うさぎは警戒心が強くとても臆病で繊細な性格の動物です。

そんなうさぎですから、驚かされる事が嫌いです。

例えば大きな音や大きなものが動く影など、身の危険を感じるような場面では『足ダン』して逃げて行きます。

『足ダン』は鳴き声のないうさぎ同士のコミュニケーション、
「危ない!」という危険を群れの仲間に伝えるための手段です。

走りながらとても器用に床に足を打ち付けて、この小さな体から出るとは思えない程の大きな音を響かせます。

しかしその危険が実は飼い主さんが起こしてしまったことだと分かると、
こっちをじっと見つめてそのつぶらな瞳で抗議をしてきます。

「びっくりしたなぁ、もう!」とでも言いたげに、床にもう一つ足ダンされることも。

 

「気に入らない!」

うさぎはとても賢い生き物です。
楽しいこと、美味しいものを忘れません。

普段はケージで過ごすうさぎにとって、ケージを出て自由に過ごす
『うさんぽ』の時間はとても楽しいもの。

いつもだったらそろそろうさんぽの時間じゃない?
とか、いつもよりうさんぽが短いじゃない!と言って抗議してくる事があります。

個体差がありますが、ケージに歯を立ててガリガリと齧ったりケージの床で足ダンしたり、とにかく「気に入らないのです!」と猛抗議。

そのほかにも、飼い主がなかなか構ってくれなかったすると、部屋にあるコードを齧ったり、いつもはしない場所におしっこをしたり、撫でていたのにいつの間にかうたた寝してしまった飼い主のパジャマをホリホリ、カジカジしたり。

この『怒る』は『拗ねる』に近いものを感じますね。

「やめて!!」

先ほど書きましたが、自然界ではうさぎは捕食される側にいるので、縄張り意識がとても強いです。

先日、私がうさんぽ中の休憩スペースであるソファの下を掃除しようと
コロコロをかけた時の事です。

うちのうさぎさんはトイレにいたはずなのに一目散に駆けて来て、
コロコロに向かって飛び掛かって来たのです。

低く、「ブー!」と鳴きながら私の指を噛んでくれました。その容貌からは想像ができない程低い声で抗議されて、申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。

 

また、うさぎは体を掴まれたり抱き上げられる事が嫌いです。

「うちのコ抱っこさせてくれなくて」そんな飼い主さんたちの嘆きをよく耳にしますが、それが普通と言っても過言ではありません。

自分から「抱っこしてー♪」
とお膝に乗って来るコも全くいないわけではありませんが、本当に稀です。

無理に捕まえて抱き上げたりすると、時には歯を剥いて「やめろ!」
と怒るコもいます。

本当に酷い事をした時には本気で噛まれることもあります。

うさぎが本気で噛むと、血が出ることも珍しくはなく、
血が出なくてもその衝撃で痣になることもあります。

まとめ

いかがでしょうか。

うさぎに『怒られた』ことがある方はどのくらいいたでしょうか。

うさぎはとても感情表現が豊かな生き物です。
一方でとても警戒心が強いので、『怒っている』と感じられるのはうさぎさんと親しい人間だけなのです。

もちろん、噛まれるほど怒らせる人間は論外ですが。
うさぎの『怒っている』は少しだけ『拗ねている』に近いものがあります。

飼い主さんがうさぎさんと親しくいい関係だからこそ、『怒る』を理解し、
うさぎさんは安心して『怒る』を表現できるのです。

怒っても可愛いうさぎさんですが、可愛いからと言ってあまり怒らせすぎも禁物ですよ!

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