うさぎのイケナイ自己主張!ケージを噛むのはどうして?

うさぎをお家に迎えてから、最初に飼い主さんを悩ませる問題がトイレのしつけとケージを噛む癖ではないでしょうか。

うさぎをお迎えすると、うさぎが一日のほとんどをケージで過ごしていると思います。そんな大切なお部屋であるケージを噛んでしまう姿を、見たことがないなんて言う人はいないと思います。

ケージを噛むのは実はイケナイことなので、ぜひ止めてもらわなければいけません。しかしイケナイことなのに噛んでしまう。それにはうさぎなりに理由があるのです。

その理由を理解して、ケージを噛むのを止めてもらうためにはどうしたらいいのでしょうか。

詳しい方法を解説していきましょう。

ケージを噛む理由

簡単に理由を説明すると、これはうさぎなりの自己主張です。飼い主さんに要求している、要するにワガママを言っているのです。

一体、どういうことを言っているのでしょうか?

ごはん又はおやつをちょうだい!

もうすぐご飯の時間。準備している飼い主さん。お腹がペコペコのうさぎさんによる、「早く頂戴!」です。うさぎは鼻も耳もいいうえに、ごはんやおやつの時間や飼い主の行動を良く見ています。

飼い主さんの準備が待ちきれなくて、可愛いお口でケージをはむり。可愛いからと眺めながらゆっくり準備なんてしていると、前歯でガリガリとケージを噛んでしまいます。

出してー!

部屋んぽの時間を決めている飼い主さんは多いでしょう。時間は決まっていなくても、ご飯の後や飼い主さんに帰宅後など、ほとんどのお家でそのリズムは決まっていると思います。

その時間が遅かったり、少しいつもと違うリズムだったり。飼い主さんの姿が見えるのに、出してもらえない、そんな時は早く出してよー!とケージの中でひと暴れしてケージを噛んでしまう事があります。

 

遊んでー!

これは2とよく似たワガママですね。ただ、これは出して欲しいと少し違って、自分に注意を向けて欲しいという気持ちです。

例えば飼い主さんたちが寝静まってしまった後。隣の部屋で寝ている飼い主さんに起きて欲しい、出して欲しい、撫でて欲しい、おいしいものを食べさせて欲しい!

とにかく自分に注目して欲しい時の気持ちです。

 

ケージを噛まない方がいい理由

うさぎは歯が伸び続ける生き物です。固い牧草やペレットを奥歯ですりつぶしながら噛むのは、伸び続ける歯を短くメンテナンスする役割があります。

対してケージもとても固いですよね。でも、これは決して歯にいい固さではありません。

うさぎの前歯は鋭く、牧草を噛み切る役割をしています。ケージを奥歯で噛むことはないので、この前歯で噛みます。

ケージに塗装がされていれば、その塗料が剥がれます。そのくらい、うさぎの噛む力は強いです。しかし、ケージは金属製。

どんなにうさぎの歯が固くても、自然界にはありえないケージを噛めば欠けたり折れたりしてしまいます。

根元から折れなければまた伸びますが、前歯が欠けてしまったら、牧草は噛み切れません。

そのせいで、牧草が食べられない期間が長引けば、うさぎは栄養を取れなくなってしまいますし、奥歯が伸びた影響で口の中が傷つきそこから病気になってしまうおそれもあります。

ケージを噛まないようにする工夫

ケージを噛むのがとても怖い事と理解していただけたと思いますが、ではどうしたらケージを噛まないようにしてもらえるでしょうか。

まず、ごはんや部屋んぽの催促のような、噛むのを止めさせることが難しい場合の対処法はケージに細工をする方法があります。

うさぎの前歯の伸びすぎを防いだり、齧って遊ぶ木製のおもちゃのようなものをケージにつけるといいでしょう。噛まれないようにするのではなく、噛んでもいいものを取り付ける方法です。

http://www.sanko-wild.com/animal/c_492.htm

http://www.kawai-cat.com/publics/index/104/

噛んでも安心な天然の素材を使ったものがお勧めです。

続いて、うさぎの遊んで!という要求のケージ齧りですが、これはケージを齧る事に加えてケージの中で暴れたり足ダンをしたりと、要求の仕方が様々です。

今ここにいない飼い主さんを呼んでいるので、今日はこれでおやすみだよ、また明日ね。と、わかってもらう必要があります。

これに効果的なのは、目隠しです。ケージにブランケットなどをかけて、外が見えないようにすることで、うさぎも落ち着いて休むことができます。

ケージに目隠しをする場合、気を付けたいのが温度管理です。夏ならば温度が上がりすぎないように、冬は温度が下がりすぎないように注意しましょう。

 

まとめ

いかがでしょうか。可愛いうさぎのワガママ、どうしても叶えてあげたいですよね。

しかしワガママを叶えてあげることより、ケージを齧らない事の方が大切です。ケージを齧ってしまう時に、すぐに出してあげる、おやつを上げる、撫でてあげるなどの甘やかしは絶対にしてはいけません。

ケージを噛んだらいい事が起きると覚えてしまうからです。

ケージを噛んだ時ほど、要求を聞かないようにしてあげましょう。

そうすることで、ケージを噛んでもいい事は起きないと覚えます。うさぎは頭がいいので、どうしたら要求が通ったか、ちゃんと覚えてくれます。

ぜひ、うさぎの可愛い歯を守りながら、ワガママライフをお楽しみくださいね。

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