あなたの猫に最適な安全なフードとは?

今や多くの過程で飼われているペット。特に猫は近年飼育頭数を伸ばしており、犬よりも多くなったと最近のニュースになっていましたね。

そんな猫もペットというよりも家族として大切にされる存在になり、食事への安全性や健康への配慮も求められる昨今。

それに合わせてペットフード業界もどんどんしのぎを削り、いろいろな味や食感、病気の療法食、ナチュラル志向のもの、無添加のフードなども誕生しています。

 

今や種類だけでなく値段もピンキリ・・・。どのフードを与えるべきなのか、選択肢が多くてわからない、高ければいいのか?安いものはだめなのか?そんな方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、飼い主さんが気になる猫用ペットフードの安全性や健康的なフードについて簡単にまとめてみました。

愛する猫さんの健康のためにも、ご参考にしていただければ幸いです。

「猫は魚が好き」は間違い?!

間違いではないにしても、猫は魚が一番好き、というわけではありません。

そもそも猫はライオンやトラと同じ肉食動物ですので、魚以外のタンパク質、たとえば牛肉や鶏肉も大好きです。

ただ、昔は日本人の主なタンパク源が魚だったため、猫にも魚が与えられそれを喜んで食べていたと思われます。そうした歴史的な背景から「猫は魚が好き」と認識されてきたというのだとか。

もちろん魚も食べますが、人間と同じように骨が刺さる危険などもありますのであまり丸ごとあげるのも考えもの。

人間にとっても、新鮮な魚を入手する難しさやコストの問題もありますので、栄養バランスの取れたペットフードが手軽で多く普及した、ということなのでしょう。

 

キャットフードの「安全性」は何で決まる?

では、猫用のペットフードを実際選ぶ際に、何を重視すればよいのか?

一つずつ見ていきましょう。

 

原材料は健康的で信頼できるものか(粗悪なものでないか)。

先ほど書きましたが、猫は肉食です。できれば新鮮な肉・魚などを使用したフードが良いのですが、コストの関係から本物の肉が使えず、「ミール」という乾燥させた肉や魚の粉を使っている場合が多いのです。

さらにミールの中でも、病死した動物の肉や、腐敗や酸化の進んだ肉などを使った、言ってみれば「粗悪なミール」を使っているものもあります。

人間用の食肉を使った高品質なミールを使用しているものもありますが、安価なキャットフードの多くは上記のような健康的ではない原材料を使っているようです。

 

猫に穀物は必要ない?

最初にも書きましたが、猫は肉食動物です。ですので、市販のフードに使われている穀物は必要のない食物だと言われています。

そこで数年前から話題になっているのが「グレインフリー(穀物不使用)」です。

猫は食物の中の炭水化物をうまく消化できないと言われていますし、猫によっては小麦やトウモロコシなどはアレルギーを引き起こす物質でもあると考えられています。

そうした理由から、かさ増しや繋ぎに穀物を使用していないキャットフードが注目されているのです。

 

適切な栄養バランスか

原材料が信頼できるもので、穀物不使用であったとしても、栄養が偏っていては意味がありません。

例えば、猫は腎臓に負担のかかりやすい動物です。

そのため、マグネシウムやカルシウム、カリウムが多すぎると好ましくありません。とはいえ、それらを制限しすぎるとまた別の臓器に負担がかかるなど、簡単ではないのです。

また、猫の月齢によっても必要な栄養素が変わってきますので、その猫の状況に合った栄養素のフードを選ぶ必要があります。

 

もちろん添加物や農薬、汚染なども心配。

素材の新鮮さや、原材料の産地、農薬などの汚染、食品添加物の有無なども重要です。

上記のような理由により、自然派のフード、グレインフリーのフード、高品質なフードが求められています。

 

自然派フードの落とし穴?!

猫のためを思って選び、購入した、自然派で安心・安全・健康的なフード!

でも、それを猫が喜んで食べてくれるとは限りません。

残念ながら添加物によって猫が喜ぶように作っているフードのほうが、自然なフードよりも食いつきが良いことが多いです。

人間でも、塩気が少ない薄味の食事よりジャンクフードを美味しいと感じるのと同じですね。

急にフードを切り替えるのではなく、徐々に慣らすのが鉄則です。

 

まとめ

ペットも大事な家族の一員、そう考えられるようになって久しい日本。

猫のために健康的なペットフードを選ぶ人が増えるのも当然といえるでしょう。

とはいえ、食べなければ元も子もありません。

猫は頑固な生き物ですので、気に入らなければ何日も食べない、なんてことも。

健康を意識し、食事にも十分に配慮しつつも、こだわり過ぎて何も食べてくれない、というようなことがないように、猫の好みを尊重しつつ、できるだけ質の良いフードを選んであげましょう。

 

 

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