これが気品ある白メダカを更に美しくする飼育方法、さらに注意するポイントも!

アクアリウムの初心者でも失敗なく飼育できるものといえば、メダカでしょうか。

春先から夏場にかけて水草を浮かべたテラリウムでメダカを飼われる方の多い事でしょう。

日本の夏は鑑賞魚の人気が増える時期でもあります。

では、そんな観賞魚の中でも、白メダカをお薦めする理由からお話していくことに致しましょう。

 

金魚よりもメダカ?

観賞魚というと一般的には金魚というイメージを持たれる方も多いでしょう。

夏祭りの金魚すくいなども良く見かける光景ですね。

しかし、いざ飼育となるとメダカの方が飼育しやすいことはあまり知られていません。

メダカが飼育しやすい理由は、体が小さいことと水を汚しにくいことにあります。

金魚は思った以上に大食漢で何でも食べますので、どんどん大きくなります。

食べるエサの量も体の大きさに比例して増えて行きますし、当然排泄物も多くなります。

すると飼育水をきちんと管理して上げないと水質が悪化してしまうという連鎖反応を引き起こすのです。

その点、メダカは最大でも約3センチを超えません。

エサの量も少ないので排泄物も少なく、数匹程度であれば濾過器を使わなくても飼育でいるのです。

 

白メダカをお薦めしたい理由

メダカといっても沢山の種類があり、白メダカ・黒メダカ・青メダカあたりがお薦めしたいところです。

メダカ愛好家の中では、幹之メダカと呼ばれるものに人気が集まっています。

楊貴妃とか鉄仮面、魔王など特別な名前を付けられているものですが値段も半端な金額ではありませ。

白メダカ・黒メダカ・青メダカの三種は価格的にもお手頃ですので初心者にも安心です。

5匹くらいでも800円前後でしょう。

この中でも群を抜いて人気の高いものが、白メダカです。

全身が純白に輝く姿は、神々しいとも感じられじっと見ていても飽きません。

黒メダカは影にしか見えないことと、青メダカは白メダカと比べると体色がくすんで見えてしまうので、やはり白メダカということになるでしょう。

メダカを買いに行くときに注意して頂きたいのは、ヒメダカを買わないことです。

ヒメダカとは肌色に近い色をしていて、格安で販売されています。

1匹10円もしないこともありますが、このヒメダカは大型魚などのエサとして売られているので非常に弱く体に異常のあることも珍しくありません。

飼育できなくはありませんが、鑑賞するという本来の目的から大きく離れてしまいます。

 

屋外でも変える

白メダカは、室内で飼育するだけでなく屋外でも飼育できます。

室内で飼育する場合は水槽を使って横から見ることが多くなるでしょうが、屋外に鉢をおいてそこで飼育するという飼い方もあります。

鉢を使う飼育方法は白メダカを上から観ることになりますので、鉢が明るい色だった場合は黒い土を鉢底に敷くことでその白さが更に引き立って見えるようになります。

水槽飼育の場合ですとライトを当てることでキラキラと輝く姿が観られるので、どちらの飼い方をしてもその美しさを楽しめるでしょう。

屋外で飼育する場合に最も注意が必要なことは、日光と雨です。

日光は当たりすぎて水温が高くなるのは分かると思います。

しかし雨はなぜでしょうか。

多少の雨なら問題は無いのですが、激しい雨が降ると鉢にも大量の雨水が入ってきます。

これによって急激な水質変化を起こしてしまうのです。

ペーハーショックと呼ばれる現象ですが、これを起こさない為に水替えのときも大量の水の交換を避けるのですから自然の雨にも注意しておく必要があります。

直接、雨の当たらないところに最初から鉢を置くようにしておけば安心できるでしょう。

 

混泳相手は難しい?

結論からいうと、白メダカを飼育する場合は他の魚との混泳はお薦めしません。

なぜかと言うと、体が小さいので他の魚から食べられとしまうことがあるからです。

特に金魚との混泳は絶対にやめましょう。

まさかと思ったのですが、メダカと金魚を一時的に同じ水槽にいれたことがあったのですが一週間もしない内にメダカが全滅してしまったという悲しい経験があります。

混泳させるのであれば、同じメダカ科のものかドジョウやヤマト沼エビまでと考えておいてください。

他にもイシマキ貝などの貝類は問題なく混泳できます。

 

何と言っても、白メダカの魅力は気品の漂う純白のボディにあります。

初めての観賞魚飼育なら、絶対にお勧めしたいところです。

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