絶対に失敗しない!?家庭で作る簡単フレンチとそのレシピ

皆様はフランス料理をご家庭のキッチンもしくは私では作れない!!と思っていませんか?確かにここは日本だしフランス料理の知識も無ければ、特殊な食材や調味料はありませんよね…

 

それならフレンチ風だったら!?作れるかもしれない!いや!フレンチ風で作りましょう企画!!

 

という訳で、今回はご家庭でも、料理がそんなに得意ではない方でも簡単に作れるフレンチ風な料理をご紹介します!

 

私は18歳の時から西洋料理を作ってきましたが、この業界に入りたてで修行中の時にいくつものフランス料理店でコース料理を食してきましたが、当時はフレンチも知らない、お酒も飲めないのに魚も肉も赤ワインソース、なんちゃらソースだのって…美味しいと感じるわけがありませんよね~?

通常日本では食さない食品、商品も食べてはきましたが、それを美味しいなんて思えないものも沢山ありました。(今では普通に食したり調理するので慣れとは恐ろしいものです…)

 

だから、あんまりフレンチを食べたことが無い方がガッチガチのフレンチを食べて美味しいと思えるとは考えにくいです。それならフレンチ風で食べやすい料理を作りましょう!という事です!

 

今回ご紹介する料理はスープメインディッシュにしましょう!

 

《スープ》

 

~たまごスープ チーズ風味~

 

コンソメという固形や希釈タイプの液体や顆粒のものがあることはご存知ですよね?種類としてはビーフ味やポーク味、チキン等があります。中にはブイヨンというのもありますが、一緒の物と考えてもらって構いません。

そのコンソメで、いつも作られている普通のコンソメスープを作っていただきます。

 

仮に2人分としたら(1人前が大体150㏄前後。※器によって変わります!)

ボールもしくはお椀に

  • 卵 1個
  • パン粉(ドライ、生どちらでも可) 少々
  • 粉チーズ 少々

上記の材料を全部一緒に混ぜて、沸いているスープの中に混ぜながら流し入れる。

卵はすぐ火が入るので火が入ったら火を止めて、香り付けでEXVオリーブオイルを少々垂らす。

もしドライパセリなどがあったら飾りで散らす。

  • チーズ風味が嫌いなら、チーズは入れずにバターで香り付けでもいいと思います。

 

~ポタージュ ベース~

 

女性なら誰もが好きなポタージュを気軽にお家で作れたら幸せですよね!【うちの嫁も大好きでよく作らされています…(^_^;)】

但し、ミキサーは必須ですので、お家に無い方は2,000円くらいで買えますので、是非これを機に購入してはいかがですか?

では、早速レシピから見ていきましょう!

 

材料

  • じゃが芋(メークインとか馬鈴薯でOK) 200g
  • 玉葱                  80g
  • ブイヨン                400㏄
  • 牛乳                  200㏄
  • 生クリーム               120㏄
  • メイン具材(コーン、豆類など)     60g

 

  • かぼちゃはじゃが芋と同種なので、メイン具材にかぼちゃを使用する際はじゃが芋の分量をかぼちゃだけにしてください。【上記のレシピだとかぼちゃが260gになります。】

 

  • 玉葱をバターもしくはオイルでソテーします。

 

  • しんなりしてきたらメインになる野菜を入れソテーします。

 

  • ブイヨンを加え、具材に火が入ったら牛乳、生クリームを加え一煮立ちさせ少し詰めます。
  • 炭水化物系の野菜は鍋底が焦げやすいので、定期的に底の方を混ぜるようにしてください。

 

  • 軽めの塩・胡椒で味を調えます。
  • ここでの味付けは仮ですので、しっかりした味付けは控えておいてください。

 

  • 粗熱がとれたらミキサーに掛け、裏漉ししてまた鍋に移します。
  • ミキサー器の半分量くらいで回しますが、最低でも20~30秒は撹拌して空気を含ませてください。

(空気と撹拌させることで旨味が増し、口当たりもまろやかになります。)

 

  • 後は底からよくかき混ぜながら火を入れていきます。一度沸いたら火を止めて味(塩、胡椒)を調整して完成です。
  • ポタージュの場合、詰め方や食材の質、食べる日によって重たくなったりします。その際は牛乳や生クリームでのばしながら濃度を調整してください。
  • メイン具材を少量に設定していますが、メイン具材を多くしないと素材の味が乗らない時があります。その際はお好きな量で微調整をしてみてください。
  • ポタージュでコンソメを使う方もいらっしゃいますが、素材と塩と詰め方だけで十分美味しくできます。是非、コンソメを使わないポタージュを目指してみてください。

 

《メインディッシュ》

 

~若鶏のポワレ(ソテー) ソースソジャブル~

  • ポワレは蒸し焼きという意味です。オーブンを使えばポワレでフライパンのみだとソテーと思ってください。
  • ソジャブルとはソイ(大豆で醤油を指す)とブール(バター)でバター醤油を意味します。

 

安くて美味しい家計の味方と言えば…にわとり様です。

このお方がいい仕事をしてくれます。

 

部位は好みで構いませんが、より一層美味しく頂けるのは鶏もも肉だと思います。

 

まずは材料ですが…

 

2人分

  • 鶏もも肉(胸身、ささみ、手羽元でも可) 240g
  • サラダ油orオリーブ油(焼き用)     少量
  • 塩、胡椒                少量
  • 調理酒                  50㏄
  • 味醂                   50㏄
  • 砂糖                   10g
  • 濃口醤油                 50㏄
  • 生クリーム(動物性40%くらい)      200㏄
  • バター              香り付け程度

 

  • 生クリームの表記は純乳脂肪と書かれている商品もありますが動物性と同じ意味です。乳脂肪率は36%~47%くらいで扱っているところが多いですが、植物性で無ければ大丈夫です!(植物性は火を入れて沸かしてしまうと分離してしまうのでNGです…)
  • 鶏肉が240gと指定していますが、スーパーで売っている1枚が大体200g~280gで基本は240gくらいなので240gとしています。分量に関してはほどよく食べられるgでお願いします。

 

 

  •  まず鶏肉をそのまま、もしくは食べやすい大きさに整形します。そして裏表にしっかり塩・胡椒をしフライパンにサラダ油を少量たらし、皮目の方から焼きます。
  • 出来れば中火で皮目がパリパリになる様に頑張ってください!
  • 小麦粉を付けて焼いても構いません。付けるとソースの絡みが良くはなりますが、高温調理をするので小麦粉の部分が焦げる可能性があります。

 

  • しっかり皮目が焼けたら、ひっくり返して弱火にし軽く色味が付く程度に焼き天板に移す。

 

  • 次に180℃のオーブンで約8分間焼きます。
  • オーブンが無い場合はフライパンで弱火の状態で蓋もしくはアルミ箔をかぶせて8分焼きますが、焦げ付かない様に気を付けてください。

 

  • その間に、フライパンに残っている油分をキッチンペーパーなどでふき取って、火をつけて調理酒と味醂、砂糖を加えアルコールを飛ばすと同時に、フライパンに付着している肉の旨味を出します。

 

  • 液体が無くなりかけた状態(糖度が詰まって粘りのある状態)まで煮詰めたら醤油を加え、また煮詰めます。

 

  • 少し醤油が焦げかけた状態で生クリームを加え、また煮詰めます。

 

  • しばらく詰めているとソース自体にとろみが出てくるので、お好きな詰め具合で火をとめてください。

 

  • 後は味見をして、塩気が足りなければ塩、辛過ぎたら砂糖で調整したらソースの出来上がり!
  • 生クリームを詰めた段階でコクは十分ありますが、風味を含めてもっとコクが欲しい場合は温かいソースの時にバターを加えてコクと風味を足しても構いません。
  • 実際の量は2人分では余るくらいの量になりますが、あまり少なすぎてもソースが作りにくかったりするので、この分量を提示しております。

 

  • そろそろオーブンのお肉が出来上がる頃ですが、肉を取り出して竹串を刺し、引っこ抜いた時に出てくる肉汁が透明だったら大体火が入っています。生の場合は濁った状態なので、追加で2~3分火入れしてください。
  • 但し、火を入れすぎると肉汁が出きって、ジューシーさが無くなりますのでご注意ください。因みに、オーブンから出した後も余熱で火は入っていきますので、そこも計算できたら最高です(^^)

 

  • お肉もソースも出来たら、後は盛り付けです。出来れば付け合せの野菜が欲しいところですが、あれば赤(人参など)・青(インゲン、絹さやなど)・黄色(コーン、芋など)の野菜がベタですが栄えるでしょうね!
  • 付け合せ野菜の基本は右から赤・青・黄で盛り付けます。(一応、洋食の基本です!)

今では色んな野菜を盛り付けているのであんまり気にしなくて大丈夫です。

 

  • 和風仕立てなので、大葉や刻み海苔(相性が良い)などがあれば肉の上に飾って完成!

 

私がおススメする盛り付けは…

 

A もやし、法蓮草、コーン、パプリカなど(塩、胡椒)を炒めて高く盛ります。(※ 色味を考えた野菜)

B Aに立て掛けるように、鶏肉を置きます。

C ソースを掛けますが、皮がカリカリな状態だと鶏にはかけずに肉の下に掛ける。ふにゃふにゃになった場合の鶏だと鶏肉に掛けても大丈夫です。

  • 皮がカリカリの上にソースをかけるとカリカリ感を損なう恐れがあるので勿体無いです。(食感は大事です。)
  • もし可能なら、よくテレビで見かけるソースのかけ方をしていただいても構いません。例えばお皿の周りにかけたり、勾玉の様なおたまじゃくしの様なかけ方でも!

D 大葉はちぎっても構わないし、千切りでもいいですので鶏肉の上から散らします。

E 最後に鶏肉の上から刻み海苔をできるだけ高く乗っけたら完成です。

 

  • 盛り付けのポイントとして、お皿に対して平行に盛ってしまうと立体感が無く質素に見えてしまいがちなので、出来るだけ高さを出せる盛り付けを心掛けましょう。
  • このソースが余ったとしても冷蔵保存ができるので、後日使用しても大丈夫です。しかもソースは肉でも魚でもオールマイティに使えますのでハンバーグやムニエルにでもご賞味ください!

 

まとめ

今回はスープにしてもメインディッシュにしても安くて簡単で、且つフレンチ風を誰にでも演出できたらいいなぁと思って書いています。勿論、フレンチとは程遠いですが、あくまでもフレンチ風です!

 

料理も盛り付け一つでお洒落に、それっぽくもなってきます。毎日、毎回とはいきませんが、普段と違う料理が記念日や特別な日に出てきたらご家族もパートナーも有難みを感じるはずです!

 

結果的に和風だろ!と思ってる方もいらっしゃるでしょうが、仮にワインソースを作るにしても、ワインや肉・魚のエキスを購入したところで、全てを使い切る訳でもないし、余ってしまったら他に使いようがないし安い買い物でもない。作り方を見ただけで出来るものでもない!という観点から、普通のご家庭でも、普段家にある調味料でフレンチっぽく出来たらいいなぁという考え方です。

 

もしかしたら本格的なフレンチの企画でコッテコテをご紹介することもあるかもしれませんので、その時は是非お目を通していただきたいです。最後まで見ていただきありがとうございました。是非チャレンジしてみてくださいね!

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