うさぎの知能指数ってどのくらい?うさぎの精神年齢とは
うさぎさんの知能指数ってどのくらいだと思いますか?
また、人間で言うと何歳くらいの精神年齢にあたるのでしょう?
一見、“表情が読めない”、“何を考えているのかわからない”なんて思われている一方で、“賢い”、“学習する”なんてことも耳にするうさぎさん。
今回は、うさぎさんの知能指数や、精神年齢についてお話させてください!
知能指数には個体差がある
うさぎさんが“人間で言うと何歳くらいの知能指数があるのか”という疑問について、決定的に「○歳くらいです!」と書いてある文献やサイトはあまりないように感じます。
それはなぜなのか?
やはり“個体差がある”からだと思うのです。
本来うさぎさんは、他の動物同様、自分の身を守るため、学習する力を持っています。
たとえば自然界では、捕食されないために、自身や親の経験に基づいて安全な場所を推測したり、害や毒のある植物を口にしないよう学習していきます。
それに対し、私達と共に暮らすうさぎさんは、生活する上で安全が保証されていますから、身を守るための知識は、最低限のものを除きそれほど豊富に持ってはいません。
このように、身を置く環境によって、学習した知識の量に差が出てくると思うのです。
“知能指数が高いうさぎさん”って、どんなうさぎさん?
では“知能指数が高いうさぎさん”と聞いて、どんなうさぎさんを想像しますか?
先程お話した自然界のうさぎさんも、充分“頭がいい”と言えると思います。
しかし、私達人間と暮らすうさぎさんにとっての“賢さ”とは、やはり、“コミュニケーションをとれる”、“私達の言葉を理解している”ということではないでしょうか。
私は実際にうさぎさんと暮らしてみて、「うさぎさんって頭がいいんだなあ!」と思うことがたくさんあります。
それは、私の言葉をほとんど理解していると感じるからです。
「ごはんだよ〜!」と声をかければキラキラした目で振り向くし、牧草を食べている時に何かの音に反応して動きを止めても、「大丈夫だよ!」と声をかければ何事もなかったかのようにモグモグを再開します。
ずいぶん長いサプリメントの名前も覚えていて、このサプリメントが大好きな我が家のうさぎさんは、サプリメントの名前を口にすると、部屋中のどこにいても大急ぎで走ってきます。
また、“悪戯”に関しても確信犯です。
“かじっちゃだめ”と言われているものをかじるときは、決まって私に隠れてかじります。
私の視線に気づくとすぐに走って逃げますから、“自分がいけないことをしている”という自覚があるのでしょう。(笑)
長い会話すべてを理解してはいないでしょうが、単語そのものや、“やって良い・悪い”は確実に理解しています。
それらのことから私は、我が家のうさぎさんは人間で言えば“2〜3歳くらいの知能はあるのではないかと考えています。
うさぎさんの知能指数の決め手は“どのくらい話しかけたか”
では我が家のうさぎさんは、なぜこんなに私の言葉を理解してくれるのでしょう。
それは“私たち家族がうさぎさんにたくさん話しかけている”からだと思います。
おそらく人間も、言葉のない環境で育てば言葉を理解できないでしょう。
逆に、言葉の中で育ち、自分にも言葉を投げかけてもらえれば、自然と言葉を理解し、“コミュニケーションをとろう”という気持ちも芽生えますよね。
それはうさぎさんも同じだと思うのです。
では、我が家のうさぎさんにどんなことを話しかけているのかと言うと、それは本当に他愛のないことです。
「おはよう!」や「おやすみ!」はもちろん、「可愛いね♡」「大好きだよ♡」など、思ったことは何でも話しかけます。
また、その日にあったことや、ときにはちょっぴり愚痴も聞いてもらっています。
考えてみたら、私はうさぎさんに対して「ペット」として接したことはなく、いつも「一家族」として接してきた気がします。
それ故、人間の言葉や気持ちを理解してくれるうさぎさんに育ってくれたのかもしれません。
また、我が家のうさぎさんの賢いところは、言葉を理解できるだけではありません。
なんと私達の生活のリズムまで把握しているのです。
朝夕のごはんの時間になれば、起きてごはんを待っていますし、たまに私が忘れているとケージをカジカジホリホリして催促してきます。
また、ケージから出て部屋中を自由に走れる“部屋んぽ”の時間を毎日とても楽しみにしているようで、時間が近づくとケージのドアの前でおすわりして待っています。
このときも、時間を過ぎているのに私がもたもたしていると、ケージをカジカジホリホリして催促してきます。
人間の時計なんて読めるわけがないにも関わらず、うさぎさんの体内時計の精度はなかなかのものです。
体内時計に関しては、私達人間よりもはるかに優れたものを持っているようです。
まとめ
うさぎさんの知能指数は、育った環境や生まれ持った性格によって異なります。
実際にうさぎさんがどのくらいの言葉を理解しているのか、どのくらいの知識を持っているのかは、うさぎさん自身にしかわかりません。
しかし、うさぎさんが“学ぶ力”を持っていることはたしかです。
私達がたくさん話しかけてあげると、うさぎさんはだんだん私達の言葉を理解してくれるようになります。
そして言葉は話せなくても、私達に色々なことを伝えようとしてくれます。
最近では、芸ができるうさぎさんもいるそうですよ。
学ぶ力、覚える力があるということは、うさぎさんの中に多少なりとも“思い出”も残るのかなぁと思います。
失敗から学ぶことも大事ですが、うさぎさんの心の中に、たくさんの幸せな思い出を作ってあげたいと、私は毎日思っています。
みなさんも、うさぎさんにたくさん話しかけてあげてみてくださいね。