うさぎが“寂しがり屋”というのは迷信?その真実とは

“うさぎは寂しがり屋である”、“うさぎは寂しいと死んでしまう”。

うさぎと聞いて、誰もが1度は耳にしたことがある噂ではないでしょうか。

しかし、実はこの噂、真っ赤な嘘!!

“うさぎは寂しがり屋だ”というのは、根も葉もない迷信なのです。

今回は、この迷信について、そしてその真実について、お話させてください!

 

うさぎは寂しがり屋であるは迷信?

断言します。

“うさぎは寂しがり屋である”、または“うさぎは寂しいと死んでしまう”というのは、ただの迷信です!!

ではなぜこのような噂が広まったのでしょうか?

諸説ありますが、1990年代に、大人気だった某アイドルの歌がきっかけであるという説が有力です。

この曲を聴いて、“うさぎは寂しがり屋である”と思い込んでしまった人が非常に多く、またそれが広まり世間に根付いてしまったのでしょう。

 

うさぎの迷信にまつわる真実とは

うさぎは本来、縄張りを持って生活する生き物。

よって、どちらかというと単独行動を好む傾向があります。

もちろん個体差もありますが、ガヤガヤワイワイしている空間よりも、静かでまったり、安心できる空間のほうが落ち着くようです。

寂しがりで、いつも誰かが傍にいないとだめ!ということはなく、むしろ一人で安心できる時間が必要であると言えるでしょう。

 

寂しがり屋ではないが、甘えん坊の我が家のうさぎ

では我が家のうさぎさん(ネザーランドドワーフ ♀)はどうかと言うと、

“寂しがり屋ではないが、甘えん坊である”という言葉がぴったり。(笑)

日中、私達夫婦は仕事に出てしまうので、家ではうさぎさんが一人でお留守番してくれているのですが、心配性な私は、ある日ペットカメラを購入しました。

「寂しがってないかな…」とスマートフォンを手に取ると、そこにはなんと、超余裕でくつろぎまくっているうさぎさんの姿が!!

手足をびよーんと伸ばしきり、真っ白のお腹を出し、それはそれは気持ちよさそうにお昼寝していたのです。

誰の気配もなく、テレビもついていない静かな空間は、落ち着くものだったのでしょう。

このときわたしは、“うさぎは寂しがり屋である”という迷信が、やはり真実ではないのだということを確信しました。

しかし、“寂しがり屋でない”ことは、決して“甘えん坊でない”こととイコールではない様子。

私が帰ってくれば、「おかえり。なでなでして!」となでなでを要求してくるし、部屋んぽ(1日に1〜2時間、うさぎをケージから出して自由に遊ばせてあげること)の最中に私がテレビばかり見ていると、「あたしのこと見てよ!」と甘噛みしにきたりします。

“一人の時間も落ち着くし必要だけど、心を許した家族にはたくさん甘えたい!”といったところでしょうか。

うさぎさんの性格って、意外と人間みたいだったりします。

 

たとえ寂しがり屋でなくても、日々心を込めたお世話を

たしかにうさぎは、寂しさが原因で死んでしまうようなことはありません。

しかし家族として一緒に生きていく上で、心のこもったお世話や愛情は、うさぎにとって、とても大事なことです。

上手に一人の時間を過ごせると言っても、一日中ずっと一人きりではもちろん寂しさも感じるでしょうし、家族と一緒に過ごす時間も大切です。

それに、意外かもしれませんが、うさぎって人間の言葉を結構理解しているんです。

毎日のお世話の中で、うさぎにたくさん声をかけてあげると、うさぎとの信頼関係を築くことができますし、愛のこもった言葉はうさぎさんもしっかりと受け取ってくれます。

そしてそれは親愛の仕草として、うさぎさんも返してくれます。

せっかく家族になれたのですから、お互いの時間も大事にしつつ、家族一緒に過ごす時間は目一杯愛情を注いであげたいですよね。

 

まとめ

うさぎが寂しがり屋であるというのは迷信です。

縄張りを持ち、単独行動を好む生き物ですから、むしろ真実は真逆であるといえます。

しかし、一人の時間を上手に過ごせる一方、甘えん坊で、ツンデレな一面も持っています。

うさぎさんを家族に迎えたら、一人で安心して過ごせる時間と、家族の愛情をたっぷり感じられる時間、両方を作ってあげるといいかもしれません。

また、人間と同じく、ひとりひとりの生まれ持った性格もありますから、その子にあった距離感や生活スタイルを、一緒に探してあげましょう。

 

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