うさぎのお部屋、落ち着くケージの大きさは?
うさぎをお迎えする時、必ずセットで買わなければならないもの。
ご飯、おトイレ、ケージ……そう、ケージです。
うさぎは一日の7割をウトウトして過ごす習性から、お留守番することが出来、マンションなどでもケージが置ければ一緒に暮らせると言う事で、一人暮らしの方にもパートナーとして人気があります。
しかしお迎えした以上は全力で、命がけでも幸せにするのが人に課せられた使命と言っても過言ではありません。
お留守番をしたり飼い主さんが寝ている間に過ごすケージは、充実した居心地のいい場所でなければなりません。
では、まずはその居心地のいい住居の基本、ケージについて解説いたします。
ケージについて
国内メーカーで販売されているケージは本体は金属、メッシュの床にプラスチックのトレイという仕組みで、組み立て式の物がほとんどです。
うさぎの寿命が長くなり、10歳を超えるコも増えてきた昨今ですから、耐久年数に加えて毎日のお掃除が簡単にできるものが人気です。
うさぎはトイレのしつけは可能ですが、ケージはうさぎのテリトリーですから、ご飯の最中やチモシーを食べている最中、なんとなくトイレに行くのが面倒だなぁ。
なんていう時は、必ずトイレでしてくれるわけではありません。
とくにうんちはうさぎ自身も知らぬ間に、ころころと出ている事が多いようです。その点を含め、選んでいただくのがいいでしょう。
また、ケージは必ず用意するものですが、用品の中では高価なものなので何度も買い直さなくてもいいように、出来るだけ組み立ててある状態を確認してから購入するのも良いと思います。
ケージのサイズ
まずうさぎのケージとして紹介させていただく商品は、ネザーランドドワーフ、ホーランドロップといったペットショップでおなじみの種類のうさぎ、
体重約2キロ程度までのうさぎさんを中心に書いていきたいと思います。
うさぎ用品を扱う各メーカーのホームページからわかることは、幅は60センチ~80センチでした。
このサイズがまさに、体重2キロくらいのうさぎの大きさにはピッタリであろうということです。
各メーカーのサイズ比較
まずは60センチから見て行きたいと思います。(サイズは全て㎝)
メーカー・名前 | 幅 | 奥行き | 高さ | 価格 |
うさぎのしっぽプロケージ60 | 61 | 46 | 55 | 20301円 |
KAWAIコンフォート60 | 62 | 47 | 51 | オープン |
三晃商会イージーホームEVO | 62 | 50.5 | 55 | オープン |
続いて70センチです。(サイズは全て㎝)
メーカー・名前 | 幅 | 奥行き | 高さ | 価格 |
GEXラビんグ スマートルーム | 70 | 54 | 64 | オープン |
ドギーマンウサギのキャロットハウス | 70 | 44 | 46 | オープン |
三晃商会イージーホームネクスト70 | 71 | 50.5 | 56 | オープン |
最後は80センチです。(サイズは全て㎝)
メーカー・名前 | 幅 | 奥行き | 高さ | 価格 |
うさぎのしっぽプロケージ80 | 76 | 53.5 | 64 | 29027円 |
KAWAIコンフォート80 | 77 | 55 | 66 | オープン |
三晃商会イージーホームEVO80 | 81 | 50.5 | 55 | オープン |
横幅は変わりますが、奥行きと高さはメーカーによっても数センチの違いしかありませんね。実際ケージを設置する予定の場所における大きさを選びましょう。
大は小を兼ねる?
さて、サイズが分かったところで実際どれを選ぶのがいいでしょうか。設置できる場所に余裕がある場合はより迷ってしまう事でしょう。何しろ子うさぎは小さく、ケージと比べるとどうもここにひとりで留守番させるなんて非道なのでは?と余計迷いが生じるでしょう。
では、うさぎの居住スペースに必要なうさぎ以外の物をから考えていきましょう。
・ご飯のお皿
・チモシーのフィーダー
・トイレ
と、必要なアクセサリがかなりの場所を取ります。
これらを置いて、まだうさぎが寛ぐスペースを確保するなら、やはり大きいほうがいいのでは?と感じますね。
しかし、うさぎに暮らしてもらうケージに関しては、大きければ大きいほうがいい、と言う事はありません。これはうさぎの習性である、暗くて狭いところが好き、というのと関係があります。
大きいケージは子うさぎにとっては隠れるところがなく不安になってしまいます。
レイアウトを工夫し、かまくらや木製のハウスを入れるなどの工夫をしてあげるといいでしょう。
逆に、高齢になっても、あまり広い空間では、足腰が弱っているコには歩き回らければいけない程トイレやご飯が遠ければストレスとなってしまいます。
生活スタイルから考えるケージのサイズ
結局のところ、どのサイズが最適かなかなか結論が出ませんので、ここでうさぎの生活スタイルからサイズを考えて行きましょう。
うさぎがケージで過ごす時間はどのくらいでしょうか。
もし、飼い主さんが忙しく、部屋んぽの時間が短いなら、大きなケージをお勧めします。
うさぎがひとりでお留守番する間足を伸ばして寛げるくらいの余裕を持ち、おもちゃやロフトなども設置できると理想的です。
逆に飼い主さんの在宅時間が長く、部屋んぽの時間が長くとれるようであれば60センチのケージにシンプルなレイアウトでも問題ないと考えられます。
また、飼い主さんがうさぎのために使えるスペースはどのくらいでしょうか。
トイレのしつけが出来ているうさぎであれば、ケージとサークルの併用も可能です。ケージとサークルを繋げ、自由に行き来が出来るようにしてあげます。
お留守番の時は、サークル内のおもちゃは齧っても問題のない天然素材のもののみを選び、主にうさぎがひとりで寛げるスペースを確保してあげましょう。
まとめ
いかがでしょうか。ケージのサイズについて解説いたしました。
ケージのみではなく、うさぎの居住スペース全体を考え、どの程度の広さを確保するかを考えてあげるといいでしょう。
余談ですが、我が家は60センチのケージに1.8キロのホーランドロップの女の子が住んでいます。飼い主の在宅時間が長く、6畳の洋間を部屋んぽスペースとしているのでケージはミニマリストのようにシンプルです。
成長とともに、少しずつ生活スタイルが変化していくのも魅力のひとつ、素敵なお部屋で楽しい時間を提供してあげてくださいね。