うさぎの嗅覚はどれぐらい?ピクピク動くうさぎのお鼻事情

いつもピクピクと動いているうさぎのお鼻。

起きている時は絶え間なくピクピク動かしていますから、鼻が動いているかどうかで起きているかの判断もできます。

(草食動物で、自然界では捕食される側の動物であるうさぎは、基本的に目を開けて眠ることも多いのです。)

そんなに忙しく鼻を活動させているのですから、嗅覚もとってもいいのでは!?

今回は、そんなうさぎのお鼻と嗅覚についてお話しさせていただきます。

 

うさぎの嗅覚はすごい?

うさぎの嗅覚はかなり敏感です。

先ほど紹介した通り、自然界のうさぎは捕食される側の動物。

よって、天敵から逃げるため、鋭い聴覚と敏感な嗅覚を持っています。

逆に、視力はあまりよくありません。(視野は両眼合わせて340度ほどあると言われていますから、視界自体は広いです。)

天敵が近づいてきたら、その足音や、匂いにいち早く気付き、逃げたり隠れたりすることで、仲間や自分の身を守ってきたのでしょう。

しかし、それは自然界の話。

多くがペットショップやブリーダーさんのもとで生まれ育っている家うさぎさんの嗅覚は、はたしてどのぐらいのものなのでしょうか?

もちろん個体差があると思いますが、我が家のうさぎさんは、こんな感じです。

 

 

人間の家族として生まれ育ったうさぎの嗅覚とは?

我が家のうさぎ(ネザーランドドワーフ ♀)の嗅覚はどうかというと、確かに敏感ではあると思います。

しかし本に書いてあるほど敏感だと感じたのは、まだお迎えしたばかりの頃の話。

乳離れしたばかりで、私たちの家族に迎え入れられた頃、我が家のうさぎさんも、少しの物音や、家の中の様々な匂いに毎回ビクビク反応していました。

人間でも、初めての環境はとても不安ですよね。

この頃はまだ、そういった、うさぎにとって不安定な環境の中にいたため、常に神経を研ぎ澄まし、ある意味自然界のうさぎに近い感覚だったのかもしれません。

物音はもちろんですが、料理や洗濯物の匂いにも度々反応し、体を硬らせていました。

 

 

一緒の時間を重ねるごとに、匂いも安心感を得られるものへ

現在、4年の月日を一緒に過ごしてきた我が家のうさぎさん。

相変わらず臆病で神経質な性格ではありますが、おうちで過ごす中で、ほとんどの時間を安心して過ごしてくれるようになりました。

多少の物音では驚かなくなりましたし、生活の中の匂いにも過度に反応することはなくなりました。

むしろ、匂いによって安心感を得ているようにも感じられます。

例えば、なでなでする際。

1度手の匂いを嗅がせることで、誰の手かを認識している様子。

家族の匂いなら、安心した顔で、頭を低くしなでなでを要求してきます。

逆に、「匂い、感じてる!?」と心配になることもしばしば。(笑)

最近では、おやつをあげるときのこと。

おやつの袋を手にした音がした段階で、「おやつくれるの!?」とテンションマックスで飛んでくる我が家のうさぎさん。

「早くちょうだい!!」と私の周りをぐるぐると走り回るうさぎさんの真下に、ポロっとおやつを落としてしまった、そのとき!!

匂いですぐに気付くかと思いきや、なんと、全く気付かない!!

自分の足元におやつがあることには全く気づかず、私の手からおやつが出てくると信じて、その後も私の手だけを見つめ、追いかけてきたのでした…。(笑)

 

まとめ

うさぎは確かに敏感な嗅覚を持っています。

しかし、人間と一緒に暮らすうさぎは、本来持っている嗅覚をフル稼働させている子は少ないかもしれません。

ある意味、安心して暮らせることが、自然のなかで遺伝子に刻まれた本能を忘れさせているのかもしれませんね。

とは言っても、人間の生活には、匂いの強いものや、うさぎにとって芳しくないものも多く存在しています。

香水や、強すぎる柔軟剤の香り、ニンニク料理などの匂いは、うさぎにとってストレスとなってしまう場合もあります。

充分に気を付けましょう。

我が家では、花粉症&慢性鼻炎持ちの私に代わって、旦那さんに匂いチェックをしてもらっています。(笑)

あまり神経質になることはありませんが、もしうさぎさんが何かストレスを抱えているそぶりを見せたら、1度匂いも意識してみるといいかもしれませんよ。

 

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