ハリネズミの針は怒るといったいどうなるの??

ペットショップでもちらほら見る機会の増えてきたハリネズミですが、ペットとして飼育されていたり、身近な環境にハリネズミがいるというような方はまだまだ少ないのではないでしょうか。

 

そもそも、ハリネズミがどういった生き物かご存じでしょうか。

 

そんなハリネズミについて今回は調べていきたいと思います。

 

ハリネズミとは

名前にはネズミとつくものの、モグラに近く、ミミズや昆虫、動物の死がい、落果、種子を食べる、とありますので、要するに雑食に近い食生活ということでしょうか。

 

ペットとして飼う場合は、ハリネズミ専用のフードが販売されているそうですが、フードと合わせて、コオロギ、マウス、ミールワーム、鶏肉、などの動物性たんぱく質や、野菜なども与えるようです。

 

そんなハリネズミはなんと人間にとっては「食材」として扱う国も多く、それらの国では現在も食材や薬という認識があるそうです。

 

とはいえ、日本でも、豚肉も鶏肉も食材としての存在が大きいですが、ペットとして飼うこともありますよね。

 

ハリネズミの針とは

名前にあるとおり、ハリネズミといえば、外敵から守るための針のようなものを背中にまとっていますが、その「針」、とはいったいなんでしょう。

 

wikiによると、ハリネズミの背中を覆う針のようなものは、体毛がまとまって硬化したトゲなのだそうで、根元にかけて細くなっており、なにかの拍子に自身の体に向いたとしても、くいこまないように折れ曲がるようになっているそうです。

 

これらのことからわかるのは、普段からハリネズミの針は、トゲトゲしくあるわけではなく、条件により、武器化する、ということですね。

 

また、木などから落ちた際にも衝撃が吸収されるそうで、体を落下の衝撃から守ったりの防具の役割ももつそうです。

ハリネズミの針がたつとき

野生に生きるものにとっては防衛本能や防衛機能がすべてです。ハリネズミにとっての防衛機能とは、針をさかだてることです。

 

先ほどの項で、武器化、と書きましたが、この場合は、攻撃するための武器ではなく外敵から身を守るための武器、ということになります。

 

ハリネズミを飼われてる方の記事によると、ハリネズミは警戒心が強いそうで、飼い主さんになつくかどうか、なれるかどうかも個体差によるようで、とても繊細な動物だということがわかります。

 

そしてそんなハリネズミですから、人間にとっては些細なことであったとしても、恐怖やストレスを感じると、針をたてて身を丸め、また、鳴き声による威嚇をし、防衛行動をとるとのことです。

 

また、トゲトゲしている状態の針は、当然、触ると痛いそうです。

 

ハリネズミの針がたっていないとき

ハリネズミの針がたっていないときは、毛の塊なだけですから、毛並みというか針の向きに沿って抱えるように持ってあげると、いいそうです。

 

たいていのものがそうであるように、向きに逆らうようなことをしたら痛みや不快感があって当たり前ですよね。例えれば、人間のヒゲですら、向きに逆らってなでると痛みを感じます。

 

また、せっかく警戒をといてくれているハリネズミを刺激してしまうことにもなりかねませんよね。

 

さいごに

余談になりますが、「ハリネズミというのは、積極的に他の動物に危害を与えはしないけれども、襲われると身体を丸めて針を立たせ、鳴き声で威嚇をし、身を守る」という性質から、自己防衛のためにのみ武器を使い、他国を攻撃することは無いという、日本の安全保障のありかたを示す際に、「ハリネズミ防衛論」という用語として使われていたそうです。

 

 

今回はハリネズミの性質を調べていたので、うまく言ったもんだなーと思ったよーってなだけの話ですが、ハリネズミと接する際には、いかに、「襲われる」とハリネズミに思わせないようにしてあげられるか、そして、針をたてるもの、防衛に特化した生き物である、ということを忘れないようにするというのも大事ではないかと思いました。

 

なついてほしい、というような気持が強いのであれば、人間に慣れやすい生き物をペットにしてくださいね。

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