フクロウの知能はどれくらい高い?驚異の身体能力と知能指数とは!
最近話題のフクロウカフェをご存知ですか?
愛らしいフクロウと触れ合いながら飲食ができる癒されスポットです。
フクロウは猛禽類の一種で日本にも生息していますが、普段は森に住んでおり夜行性なので日常生活の中で出会うということはめったにありません。
そんなフクロウと直に触れ合えるなんて、動物好きにはたまりませんね。世界的に有名なフクロウといえばハリーポッターシリーズに登場する相棒のフクロウでしょうか。
作品の中でも賢い相棒として登場していますし、フクロウには森の賢者などの知能の高さを思わせる異名もたくさん存在します。
なぜそのような呼ばれ方をするのか、実際はどのぐらいの知能をもち、どのような身体能力を持っているのか気になりますね。
フクロウの生態を知ってもっと仲良くなっちゃいましょう。
フクロウのからだにはどんな特徴があるの?
*特徴その1、視力!
フクロウの目は正面についているので、立体視ができます。
またフクロウの網膜には非常に多くの細胞が存在するため、かすかな光であっても像をシャープにとらえることができます。
だから夜の暗い森の中でも獲物を捕まえることができるんですね。
*特徴その2、聴力!
フクロウの耳は顔の正面、左右についていて、耳の穴は前向きで位置は少しズレてついています。そのために音源を3次元的に感じることができるのです。
また、フクロウの顔は真ん中が少し凹んでいるのでパラボラアンテナのような役割を果たしています。音を集めて聞こえやすくしているのです。
フクロウの聴力は非常に優れていて、全く光のない状態でも聴力だけで獲物の位置を正確に把握することができるそうです。
*特徴その3、羽の秘密!
フクロウの羽は風切り羽という小さなギザギザがたくさんついています。
この風切り羽が空気抵抗を減らす役割をすることでほぼ無音で飛ぶことができるのです。新幹線の騒音を抑える技術開発にも採用されているほどの機能を持った素晴らしい翼を持っているのです。
なぜフクロウは知能が高いと言われるの?
フクロウは世界中の民話や童話の中に数多く登場していて、森林の長老や知恵を授ける役どころとして描かれていることが多いのです。
また、森の賢者などの異名もあります。知能が高い鳥としてはカラスやオウムも有名ですが、このような鳥よりも知的なイメージが強くついているのはどうしてでしょうか。
フクロウの伝承をさかのぼっていくと答えが見えてきました。
古代ギリシャ神話では知恵の女神アテーナーの象徴として描かれているのです。そこからフクロウには知恵の象徴として知能が高いイメージがついたと考えられているそうです。
フクロウの知能指数はどのくらい?
先にも述べた通り知能が高い鳥はカラスやオウムなども有名ですね。
子供の頃、カラスは記憶力がとても良いのでイタズラしてはいけない、と祖父に言われました。
なんでも意地悪されたことや人や車をずっと覚えていて仕返しに攻撃してくるらしいです。
オウムは人間の言葉を真似たり、鏡に映った自分の姿を認識することができるそうです。
カラスもオウムも4〜5歳児程度の知能があると言われています。では、フクロウはどうでしょうか。
フクロウを飼育している方のブログなどを拝見すると、ヒナのうちから大切に育てると抱っこできるほどに懐くが1度怖い思いをさせてしまうと攻撃するようになる、前日に隠したおもちゃの場所を覚えていて探しにいく、など知能の高さを思わせる様子がわかります。
しかし、ズバ抜けて高い知能指数がありそうな感じはしません。
カラスやオウムと比べると知能指数は同等かやや劣る程度と言ったところでしょうか。
まとめ
ここまでフクロウの身体的な特徴から知能が高いと言われる理由などを見てきました。
フクロウにはある程度の知能の高さはありますが、賢いイメージがついているのは、古代ギリシャ神話のアテーナーの象徴であったことが大きく、実際の知能はそれほど高くはないということがわかりました。
しかし、フクロウには他の鳥類にはない素晴らしい身体能力が備わっています。
大きな瞳やふわふわの羽はとても愛らしく、手乗りをする時に悠然と降り立つかっこいい姿は素晴らしいです。
犬や猫に比べると日常的に関わるというのは少し難しい動物ではありますが、魅力的なフクロウの世界にも触れてみてはいかがでしょうか。
その際に当記事が少しでもお役に立てれば幸いです。