フクロウをペットにしたい人必見!育て方で気を付ける事とは?餌は何を与えるの?
最近のペットブームにより飼育される動物の種類も多様化してきました。
珍しいペットの代表格といえばフクロウではないでしょうか。
フクロウカフェなども登場し賑わっていることからも分かるように、フクロウの愛らしさに魅せられてペットとして迎えることを考える人もいるでしょう。
野生のフクロウを捕まえることは法律で禁止されていますが、正規の手続きをとっているショップで販売されているフクロウをペットとして購入する分には特別な手続きは必要ありません。
しかし、フクロウの飼育方法は確立されておらず、犬や猫のように飼育本も充実していないのが現状です。フ
クロウをペットにしたいと考えるならば、基本的なフクロウの育て方を事前に勉強してしっかり知識を得ておく必要があります。
餌は何を与えるのか、育てていく上で気を付ける事は何か、一緒にみていきましょう。
フクロウを育てたいと思ったら最初に考える事!
フクロウをペットにする上での注意点は、まだ飼育方法が確立していないという事でしょう。
飼育方法が確立していないということは、少ない情報から手探りで試行錯誤を繰り返しながら育てていくという事を意味しています。
どんなペットを育てていても大変な事はそれぞれにありますし、最後まで面倒を見るという責任もあります。
しかし、飼育方法が確立していないフクロウを育てる苦労は他のペットのそれとは比較にならない程のものであるということは、容易に想像がつきますね。その苦労を受け入れ最後まで責任を持つという強い覚悟が必要である、という事を1番最初に考えてください。
フクロウはどこで手に入れるの?
フクロウを迎える覚悟が十分ついたら、さっそくフクロウの入手方法を調べてみましょう。
入手方法はいくつかありますが、初心者であればショップで購入するというのが1番安心でしょう。
一般的なペットショップではなかなか取り扱っていないので、生体販売しているショップを知り合いに聞いたり、ネットで探してみましょう。
フクロウの飼育経験が豊富で購入後も気軽に相談に応じてくれるようなショップであれば信頼できるでしょう。
その際フクロウの診察できる獣医さんの情報なども聞いておくと安心です。
基本的にフクロウはあまり人懐っこい動物ではありません。
ヒナのうちから育てていると飼い主さんには慣れてはくれますが、犬と一緒に遊ぶような構いかたやスキンシップをとるのは難しいようです。
春はヒナが生まれるシーズンになりますので、ヒナのうちからお迎えしたい方は1月〜4月にショップをチェックしておくと希望に合ったフクロウと出会える可能が高いでしょう。
フクロウの餌って何?
フクロウなどの猛禽類は、肉食です。
野生では森の中に住みネズミなどの小動物を捕食しているので、ペットのフクロウには冷凍されたヒヨコやウズラなどの小動物を餌として与える事になります。
ここで注意してほしい事は冷凍ヒヨコなどはそのままの姿をしている事がほとんどです。それを自分で処理してフクロウの餌にしてあげるので、グロテスクな見た目が苦手な方はフクロウをペットにする事はやめておいた方が良いかもしれません。
不安な場合は事前にフクロウカフェなどで食事の様子や餌の状態をみて確認しておくと良いでしょう。
フクロウはどうやって育てるの?
フクロウの育て方には大きく4つあり、放し飼い、半放し飼い、ケージ飼い、係留飼育などがあります。
それぞれメリットデメリットがありますが、フクロウを育てている方のブログなど拝見してみると、半放し飼いでの飼育スタイルが多いようです。
これは基本的に室内にケージやパーチと呼ばれる止まり木を用意しておいて、人がいる時のみ室内で放し飼いにするというスタイルです。
人の目がある中でだけ放し飼いにするので事故や迷子につながるようなトラブルが起こりにくいというメリットがあります。
まとめ
これまで、フクロウの入手方法、餌、育て方などをみてきましたが、他のペットを育てるよりも難易度が高いという事がわかりました。
餌も姿のままの小動物を自分で処理して与えてあげる必要があります。入手方法も容易ではなくて、信頼できるショップを探すところから始めなくてはいけません。
猛禽類の診察を受け付けている獣医さんを見つけておくという事も気をつけるポイントになります。
育て方もベストな方法というものがないので、その個体に合わせて試行錯誤していかなくてはなりません。
ペットとして育てていくには難しいフクロウですが、しっかり信頼関係が築けていれば、肩に乗って甘えてくるような事もあるようです。
ミステリアスな雰囲気のフクロウが時々甘えてくるなんて、愛情を注いで大切に育てた分喜びもひとしおですね。
フクロウをペットにするという事は簡単ではありませんが、責任と愛情をしっかり持って育てていける人にはピッタリの動物かもしれません。
フクロウに興味がある方はまずフクロウカフェで体験する事から始めてはいかがでしょうか。