うさぎに果物をあげても良い?うさぎが好きな果物とは!
うさぎが好きな食べ物といえば、何が思い浮かびますか?
やはりにんじんを思い浮かべる人が多いかもしれませんね。
そのイメージ通り、うさぎは野菜や果物が大好き!
人間同様、それぞれ好みや好き嫌いもありますが、野菜や果物はうさぎさんにとってとびきりのごちそうなんです♡
とはいえ、うさぎさんの健康を考えると、あげすぎは禁物。
与える量の管理や工夫は必要です。
今回は、うさぎさんが大好きな野菜や果物について、お話させてください!
まずは知っておきたい、うさぎの基本的な食生活とは
朝・夕1日2度のペレット、牧草は一日中食べ放題、おやつに野菜や果物。
うさぎさんの食生活は、だいたいこんなかんじです。
ただし、もちろん生まれ育った環境や、体質、健康状態にもよりますので、一般的な情報だけにはとらわれず、その子が生まれ育った場所のお世話をしていた方や、かかりつけの獣医さんに相談しながら、その子に合ったベストな食生活を探してあげましょう。
うさぎが好きな野菜や果物って何?
うさぎに与えても良い野菜や果物は、どんなものがあるのでしょう。
野菜なら、みなさんがご存知のにんじんはもちろん、ブロッコリー、チンゲンサイ、小松菜、大葉、キャベツ、カブの葉、大根の葉、などなど…、
果物なら、りんご、梨、パイナップル、バナナ、桃、イチゴ、パパイヤ、などなど…。
結構たくさんありますよね。
りんごや梨など、生でそのままたべられるものもあれば、パイナップルやパパイヤなど、うさぎのおやつ用に乾燥させたものも売っています。
また、野菜でもにんじんなど甘みが強いものはおやつ向きですが、大葉や小松菜などの葉物野菜は、ごはんとしてペレットと一緒に与えてもいいかもしれません。
我が家のうさぎさん(ネザーランドドワーフ ♀)は、特にりんごとパイナップルが大好物!
りんごを剥いてあげると、すぐさま私のもとへ飛んできて、自分の分を食べ終えると、私達人間のぶんまで奪いにやってきます。(笑)
野菜や果物を与えるとき、気をつけることは?
うさぎに野菜や果物を与える際、気をつけなければいけないことがいくつかあります。
①与えすぎは禁物!
人間にとって、野菜や果物は非常に体に良い食べ物であるイメージがありますよね。
野菜や果物に豊富に含まれている栄養は、同じように、うさぎさんの体を整えてくれる要素もあります。
しかし、草食動物であるうさぎさんにとって、気をつけないといけないのは、与える量。
野菜や果物は、嗜好性が高く、糖分も多いので、あげすぎは肥満や病気の元となってしまいます。
うさぎは牧草をたくさん食べることによって、常に腸を動かしています。
牧草に豊富に含まれている繊維は、うさぎのお腹の消化機能を正常に保つために、非常に重要なもの。
しかし、野菜や果物をあげすぎてしまうと、おなかがいっぱいになったうさぎさんは、あまり牧草を食べなくなってしまうかもしれません。
それが鬱滞などの病気の原因となってしまう恐れがあるのです。
また、糖分の摂り過ぎも肥満に繋がり、結果的に病気を引き寄せやすくなってしまいます。
うさぎは基本的に、牧草とペレットのみで生きていけますから、野菜や果物はおやつやご褒美に、少量のみ与えるようにしましょう。
②野菜や果物それぞれに含まれている栄養との相性は?
野菜や果物それぞれに、豊富な栄養ってありますよね。
桃には糖分が多かったり、バナナにはカリウムが豊富に含まれていたり。
私達がうさぎに野菜や果物を与える際、その子の体質に合わせて、あげて良いもの・あまり良くないものを選ぶことも大切です。
まだ成長ざかりな子うさぎや、病気知らずの元気っ子であれば、そこまで気にしなくても大丈夫。
むしろ子うさぎのうちは、色々な味を覚えさせてあげたほうが、好き嫌いの少ない子になりますから、この時期にはおやつの範囲で色々な野菜や果物を食べさせてあげましょう。
しかし、体質や健康状態によって、注意が必要な場合もあります。
例えば鬱滞を起こしやすい子であれば、牧草をたくさん食べてもらうため、桃やにんじんなど、糖分の高いものはある程度制限したほうが良いと言えます。
逆に消化を助けてくれる酵素が豊富なもの、例えばパイナップルやパパイヤなどは、その子のおやつにぴったりでしょう。
また、膀胱に、石や、泥状のカルシウムが溜まりやすい子は、カルシウムの多い葉物野菜、例えば大葉や小松菜は控えたほうが良いでしょう。
この場合は水分をしっかりと摂ったほうが良いので、りんごや大根の葉など、水分の多いものはこの子のおやつに最適です。
栄養については、うさぎの飼育本にも載っていますし、うさぎさんそれぞれの体質に関しては、定期検診の際に獣医さんに聞いてみるといいですよ。
③野菜や果物をカットする際の包丁やまな板は大丈夫?
うさぎに与えて良い野菜や果物がある反面、うさぎに与えてはいけないものもあります。
例えば、ねぎ、にら、じゃがいも、にんにく、しょうが、アボカド、などなど。
「もちろん知ってるよ〜!」という方も多いかもしれません。
しかし、うさぎに与えるにんじんやりんごを切る際、まな板や包丁は確認していますか?
非常に稀ですが、ねぎやにんにくなどを切ったまな板や包丁から、うさぎに与えるおやつに汁などがついてしまい、中毒症状を起こしてしまうこともあるそうです。
まな板も包丁も、きれいに洗ってから使用すればまず問題ありませんが、念の為毎回チェックする癖をつけておくと安心です。
うさぎさん専用のまな板や包丁を用意できれば一番良いのでしょうが、それが難しいという方も多いですよね。
我が家では、うさぎさんのおやつを切るときは、まな板は普段使わない裏面に、ラップをかけて使うようにしています。
なんだか潔癖症だと言われそうですが、我が子の安全のためならお安い御用なのです。(笑)
まとめ
うさぎさんが大好きな野菜や果物について、おわかりいただけたでしょうか?
与える量や、栄養についての少しの心遣いができれば、うさぎさんにとって最高のおやつになります。
美味しそうに食べる姿は、私達をとても癒やしてくれますし、美味しいおやつはうさぎさんにとって生きがいのひとつにもなります。
人間もそうですが、せっかく生まれてきたのだから、うさぎさんにも生きがいや楽しみを持って生きてほしいですよね。
うさぎさんそれぞれの好みや体質を探りながら、幸せなおやつタイムを作ってあげましょう!