人によって態度を変える!?うさぎの“人をみるチカラ”
皆様御存知の通り、うさぎさんはとても賢い動物です。
家族としての時間を重ねるほど、たくさんのコミュニケーションをとるほど、うさぎさんは私達と意思疎通ができるようになります。
そして、うさぎさんは私達人間ひとりひとりの「違い」についても認識するようになってきます。
つまり、“この人はこんな人”、“この人はこんなことをしてくれる人”ということを理解しているのです!
今回は、そんな賢いうさぎさんの“人をみるチカラ”について、お話させてください!
うさぎさんは“家族”と“知らない人”を区別できる
“人見知りする・しない”や、“人に興味がある・ない”など、うさぎさんそれぞれの性格によっても違いはありますが、基本的にうさぎさんは、私達“家族”と、“知らない人”を区別することができます。
例えば我が家のうさぎさん(ネザーランドドワーフ ♀)は、怖がりで少し繊細な性格。
私達家族には心を許しているので、家族の前ではゴロンゴロン寝転がるし、大あくびをして体を伸ばしたりと、非常にリラックスした表情を見せてくれます。
撫でてほしいときは、私の目を見つめながら首を低くし、“なでなで”のおねだりをしてきたりもします。
しかし、我が家に“知らない人”がいるときは違います。
“知らない人”の声がすると、まんまるの目を見開き、耳を立てて警戒します。
さらに、“知らない人”が撫でようとすると、体を強張らせ、逃げ腰になります。
怖がり故に、少し人見知りするのでしょう。
これらの事から、我が家のうさぎさんは、“家族”と“知らない人”との区別がついていると考えられます。
また、人見知りを全くしないうさぎさんも、もちろんたくさんいます。
そういった“社交的”なうさぎさんであっても、例えば、“ごはんをくれる人”にごはんをおねだりしたり、“よく遊んでくれる人”のところに「遊ぼ〜!」と走ったりします。
このように、多くのうさぎさんは、私達が思っている以上に、それぞれの人間の“個性”や“役割”を理解しているのです。
うさぎさんは人によって態度を変える!?
このように、非常に賢いうさぎさんたちですが、人によって態度や行動を変えることはあるのでしょうか。
こちらももちろんうさぎさんの性格によって違いはありますが、答えはイエス!!
うさぎさんは人によって態度や行動を変えることがあります。
例えば我が家のうさぎさんは、おやつの袋を手に取る音がすると、必ず私をめがけて飛んできます。
おやつの袋を持っているのがたとえ夫だとしても、です。
普段おやつをくれるのは“私”だと理解しているからでしょう。
おやつのおねだりは、夫ではなく私にするべきだと思っているようです。
また、我が家では部屋んぽ(1日に1〜2時間、うさぎさんをケージから出して自由に遊ばせてあげること)の時間にケージの掃除をするのですが、掃除をしているのが私だと、うさぎさんは「遊んでよ〜!」「構ってよ〜!」と私にちょっかいを出しに走ってきます。
しかし、夫が掃除をしているときは違います。
同じように遊んでほしくて走ってくるのですが、夫の傍まで来ると、“ちょこん”とお座りしておとなしく待っているのです。
心配性で、ついついうさぎさんのわがままを聞いてしまう私に対し、夫は可愛がりつつもいけないことははきちんと上手に叱れるタイプ。
我が家のうさぎさんは、私達の性格をきちんと理解し、同じ状況でも人によって行動を変えているようです。
まとめ
うさぎさんは、私達の想像以上に私達のことを知っています。
また、物事を記憶する力もなかなかのものです。
可愛がってくれる人や、愛情をくれる人を覚えているのと同時に、嫌がることをしたり、怖い思いをさせられた人のこともしっかりと覚えています。
例えば、子供は無知ゆえに、力の加減や、相手がどう感じるかを想像することが難しかったりしますよね。
うさぎさんが子供と遊んでいて、子供に痛いことをされたり、嫌がっているのに追いかけられたりすると、うさぎさんはその後、子供を怖がるようになる場合があるそうです。
うさぎさんは利口ですから、一度受けた印象や記憶を忘れないのでしょう。
しかし、時間と愛情をかければ、私達は必ずうさぎさんと信頼関係を築くことができます。
家族としてうさぎさんに信頼してもらえるよう、うさぎさんにたくさんの愛情と思いやりを持って接してあげてくださいね!