猫が声変わりする時期は?ストレスや病気はないかチェックして!

猫にも人間と同様に声変わりする時期があります。
人間にも「あの人、あんまり声変わりしてないよね」って人もいるように、猫にも「いつまでも可愛らしい声」の猫もいます。

一方で、別猫!?と思うほど声変わりする猫もいますよね。
成長と共に声も成長をしますが、これも個人差同様に個体差があるのでは…?

そして実は!声変わりの原因は成長だけではないんです!
チェックしなければ分からない声変わりの原因は他にもたくさんあります。

これは是非知っておきたいですね。

それでは、ここから猫の声変わりについて詳しく知ってみましょう。

猫の声変わりの時期は?

成長と共に体が大きくなってくると声にも変化が出てくる、いわゆる声変わりの時期は大体長くて2歳くらいまでに見られます。

声変わりの早い猫は生後三か月目から成猫のような声を出す子もいます。

比較的メスよりもオスの方に大きな変化があるようですが、猫の個体差によって違ってきます。
女の子だけど「あれ?この子オスだった?」と思うくらいドスのきいた声になる子もいますが、逆に男の子なのに「女の子みたいに可愛い声」の猫もいます。

うちの猫がこのパターンで、老猫となった今もなお「可愛らしい声」で鳴いてくれます。
(自他共に認める親バカです。)

仔猫のうちは「ミャーミャー」「ミーミー」と小さく消え入りそうな、守ってあげたくなる声で鳴きますが、徐々に「ニャー」という成猫の声へと変化していきます。

思春期というよりは、体の成長と共に声変わりをするようです。

成猫になると声変わりしないの?

成猫になって声変わりするパターンはいくつかあるようです。
問題のない声変わりから、気を付けたほうがいい声変わりもあります。

まずは、問題ない声変わりから見ていきましょう。

体形の変化による場合。

成猫になってから、食べ過ぎで体がデカくなったりすると声帯も変わり声変わりすることがあります。
人間にもありますよね。
太ってきて声が変わった!という人もいるように、猫も同じく肥満で声変わりするんです。

肥満じゃないけど体が大きくなる猫も声変わりすることがあります。

体形の変化で声変わりすることは絶対なるとは限りませんが、個体によってそれぞれ違いがあるようです。

発情期の場合

成猫の発情期で声変わりすることがあります。
この場合「マオー」「アオーン」など、普段は出さない低い声や甘い声で鳴くのが特徴で、分かりやすいと思います。

一般的に避妊や去勢をすると発情期がなくなると知られてますが、割合として約10パーセントは術後も発情する猫がいるようです。
避妊や去勢した時期が遅くなった場合も、発情期に声変わりを見せることがあります。

避妊や去勢手術での場合

避妊や去勢手術によって声変わりする猫もいれば、全く変わらない猫もいます。

術後のストレスで一時的に声変わりする場合があり、ストレス解消と共に声も元通りになるので、体調が悪くない場合は過度な心配はしなくても大丈夫でしょう。

因みに余談ですが、うちの猫は去勢手術後も全く変わらず可愛い声でした。
ストレスはなかったようで、病院の先生に「まるでピクニックにでも来たかのようにリラックスしてましたよ」と言われました。
強心臓なところは飼い主と真逆です。

以上が、さほど問題ない声変わりの状態です。

では、問題のある声変わりとは?
知るのが怖いかもしれませんが、知らないと大変なことになる恐れがあるので、気を付けたほうがいい声変わりについて見ていきましょう。

問題のある声変わりについて

声がかすれている、声が出ないなどの症状がある時「なんか変だな」と感じたら、以下の症状を確認してみましょう。
何か別のことが隠されている可能性もあります。

ストレスが原因の場合

「猫はストレスに弱い」というのは知ってる方も多いと思いますが、ストレスが原因で声が変わることもあります。

猫のストレスの原因は小さなことから大きなことまで、たくさんありますので注意してみてあげたいです。

特に、猫は変化がとても嫌いなので生活環境が変わるとストレスを感じます。
「同居人(同居猫や犬も含む)が増えた」「引っ越しをした」「お留守番が増えた」などの変化で大きなストレスを負ってしまいます。

その他「病院へ行く」「トイレが汚い」「多頭飼育している」「騒音」「来客が来る」「食事が変わった」など、人間ならあまり気にならないことも猫にとってはストレスの原因である場合があります。

本来、猫はストレスからは避ける行動をしますが、お家で強制的な生活環境を強いられていると、自由に行動が出来ないのでストレスになってしまうんですね。

その様な環境の中でストレスを感じ「声がかすれす・声が出ない」などの症状が現れる場合、対策としてはストレスになる原因を無くすか軽減させるなどをしてしばらく様子を見ることも良いですが、声が変わる他にも体調が悪そうな症状がある場合は放置していてはいけません。

病気が原因の場合

声変わり、声が出ないなどの症状が病気である場合もあり、以下のような症状がある時は一刻も早く病院へ連れて行ってあげましょう。

・気管虚脱
声の変化だけでなく、発咳や「ガーガー、ブヒブヒ」などの呼吸音、さらに呼吸の状態もおかしくなります。

・尿路結石症
おしっこをする時に痛みや排尿出来ない、などで声が変わります。
この場合はトイレへ行って用を足す時の変化で気づいてあげられます。

・猫ウイルス性鼻気管炎
声の変化、くしゃみ、鼻水などがあるので風邪かな?と間違える場合もありますが、発熱や食欲不振も伴い、目ヤニが増えるという症状もあります。

・咽頭炎
咳やよだれが出る、吐くしぐさをするが何も出ない、鳴き声が変わる、などの他に食欲不振などにもなります。

・認知症
高齢の猫が大声で鳴く、徘徊する、不眠や過眠、トイレの粗相などの症状があります。

病気である声変わりの場合は、飼い主さんが気付いてあげないと大変なことになってしまう恐れがあるので、何か変だな?と思ったらいつもより注意深く見るようにしましょう。

結論とまとめ部分

猫の声変わりは、病気やストレスの原因が隠されていることもあります。

成長や発情期に伴う声変わりの場合は、声がおかしいという他に変な症状はさほど見られませんが、病気やストレスである場合は声がおかしいと同時に他の症状がハッキリとあることです。

声変わりだけなら問題ないことも、病気が隠されていた場合は…。
考えただけでゾッとします。

家族の一員である猫が、いつまでも元気でいられるかどうかは、飼い主さんが気にかけてあげ、いつも健康状態をチェックしてあげられるかどうかが重要ですね。

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