意外と大きくなる!?金魚のサイズが大きくなってしまう理由とは
夏の風物詩であるお祭り。お祭りといえば、たこ焼きや焼きそばに綿菓子、ヨーヨー釣り、射的、など、魅力的な夜店がたくさんでます。子どもにとってはメインである盆踊りよりも、そっちが楽しみだったりしますよね。
たくさんのある夜店の中でも、誰しもがきっと一度はやったことがあるであろう、金魚すくい。日本人にとっては馴染みの深い生き物のひとつである金魚。
すくった小さな金魚を誇らしげに持って帰って育てた経験のある方も多いはず。
そんな金魚ですが、「飼育するのは意外と大変」と思った経験があるのはわたしだけでしょうか。
けっこうなサイズまで大きくなる金魚
そうなんです、ふつうに飼育していても、年々大きくなります。
うちで飼ってた金魚のために買い換えた水槽の数は3つ。最終的にはそれ以上のサイズの水槽を置くところがなくなってしまい、金魚の大きさと水槽のサイズが合わなくなり、水槽の掃除がままならなくなったり、金魚の調子も悪くなっていってしまいました。
エサのパッケージに書かれていた量と頻度をひたすらに守っていたら、見事なサイズまで大きくなりました。
あくまで経験上ですが、ネットや書籍での金魚の飼育方法で書かれている「適切なエサの量」どおりにあげていると、おそらく、想像されているより大きくなることが多いと思います。
金魚の種類
というのも、小さいサイズですよーといわれている金魚ですら、10~20㎝にもなるのだそうです。
大きいものになると30㎝を超え、金魚すくいのレギュラーである和金は、大きくなる種類になります。出目金は20㎝ほどどのことなので、小さい種類になりますね。 10㎝違えば、準備する水槽の大きさもずいぶんとかわります。
金魚の大きくなる理由としては、祖先であるフナに近い種類であったり、サイズが大きくなるように品種改良されていたりするそうです。
【サイズの大きくなる金魚】
・和金
・コメット
・オランダシシガシラ
・シュブンキン
~30㎝ほどになるもので、有名な種類です。もっと大きくなる個体もいれば、50㎝~と、もっと大きくなる種類もあります。
【サイズが小さめの金魚】
・りゅうきん
・ピンポパール
・エドニシキ
~10㎝ほどと書かれている金魚の種類になります。
りゅうきん以外、筆者は聞いたことがありませんでしたが、ふっくら丸々としてるのに小さいピンポパールという種類がかわいかったです。
金魚のサイズが大きくなる理由
前述したとおり筆者の経験上では、エサのやりすぎ、のひとことに尽きると思っていたのですが、「大きくなる種類の金魚を飼う」から。ということも理由にあげられるでしょう。
金魚愛好家の方は、むしろ、しっかり大きく育ててあげる、という考え方を持たれてる方が多いそうです。
【水槽の大きさ】
(30㎝) 5㎝=2匹まで
(45㎝) 5㎝=5匹まで、10㎝=1匹まで
(60㎝) 5㎝=20~30匹まで、10㎝=4~6匹まで
45㎝までの水槽であれば、なるべく小さいものを少ない数で、水質の悪化を防ぎながら育ててあげるのがいいと思います。
もし大きくなってしまったら、水槽をかえてあげることが金魚にとっても飼われてる方にとってもよいと思いますが、不可能な場合は、大きな水槽がある場所や、ペットショップ、金魚愛好家の方などに相談されてみてはいかがでしょうか。
筆者宅のキャパを超えて大きく育ててしまった金魚のさいごは、それはかわいそうなものでした。大きくなるほど何年も育てていて愛着もあったので、もっとどうにかできたんじゃないかと、いまだに思い出します。
しかし、間違ってもそのへんの池に捨てる、など考えないでくださいね。 急激な水質の変化に金魚がついていけなかったり、捨てた(放す)先の池だったりの生態系に変化をおよぼしてしまうこともあります。
さいごに
大きくなる種類の金魚に適切な量のエサを与えず、小さいまま育てる、ということも可能だと思います。
ちなみに、金魚には胃袋がなく、腸にエサが送られるため、満腹感がないのではないだろうか、というような説もありますし、小型水槽しか置く場所がとれない、といった場合、水質の悪化を防ぐためにもエサの量を控えめにするなどの飼育方法が書かれている記事もあります。
水質の悪化は金魚を弱らせるだけでなく(病気の原因にもなる)、水替えの手間が増えることにもなります。
可能であれば、金魚を手に入れる前に、どの程度の大きさの水槽までなら用意できるか、などをしっかり検討したうえで、適切な種類の金魚を飼ってあげてくださいね。