熱帯魚というと寒さに弱くヒーターがないと飼育できないイメージがありますよね？しかしヒーターは電気代がかかってしまい熱帯魚の飼育を諦めてしまっている方も多いのではないかと思います。

さて今回はそんな魚の飼育に電気代をあまりかけたくないという方のためにヒーターなしでも飼育できる熱帯魚の種類を紹介していきます。ちなみにヒーターなしと言っても地域によっては必要な場合も出てきます。あなたに合った熱帯魚を飼育するようにしましょう。

 

ヒーターがなくても飼える熱帯魚の種類

1.アカヒレ

熱帯魚の中で一番丈夫な魚として有名なアカヒレです。生息地は中国ということで正確には熱帯魚ではありませんが見た目の派手さなどから熱帯魚として扱われている場合がほとんどです。

中国原産なので寒さにはとても強く真冬の日本でも屋外飼育が可能な魚です。大きさも3〜4センチととても小さいため大きな水槽が必要なく多数飼育も可能な魚です。日本全国でもヒーターなしで飼育できる魚なので熱帯魚初心者の方にはとてもおすすめの種類です。

 

2.グッピー

グッピーは熱帯魚の代表的な魚でヒーターなしでも飼育可能です。1年を通して繁殖させたい方はヒーターを入れておいた方がいいのですが寒さに強い魚なので繁殖を狙わない場合はヒーターなしでも飼育可能です。ただ10度を下回ると少し厳しいので東北地方や北海道地方などの寒地に住んでいる方などはヒーターを入れるか部屋のエアコンなどを付けておくのがいいでしょう。

 

3.青コリドラス

私もまさか青コリドラスがヒーターで飼育できるとは知りませんでした。今年の1月にヒーターが故障してしまいその間部屋の温度がマイナスを超える中でも元気に餌を探していました。私の知人は屋外に置いといて水に氷が張っているのにその下で青コリドラスが元気にしているのを確認したそうです。

同じコリドラスの種類でも白コリドラスや赤コリドラスは寒さにそこまで強くない魚なのでヒーターなしで飼育するなら青コリドラスがおすすめの種類です。

正式名はコリドラスパレアタスという名でショップなどによってはコリドラスパレアタスで販売されていることもあります。

 

4.プラティ

このプラティもヒーターなしでも飼育可能な熱帯魚です。ただグッピーと同じように10度を下回ってしまうと飼育するのが難しくなってしまう魚なので地域によってはヒーターを入れたり1月や2月の厳冬期のみにヒーターを入れるなどして工夫するようにしましょう。

 

5.ガーパイク

現在日本では新たに飼育することを禁止されている古代魚の一種ですがこの魚もヒーターなしでも飼育できる魚です。古代魚という分類の魚はかなり低温にも強いため5度を下回らなければ飼育可能な魚です。

ガーパイクを飼育するためにはかなり大きな水槽が必要になるためあまりお勧めはできません。

 

一番おすすめのヒーターなしで飼育できる熱帯魚

ここまで5種類の寒さに強い熱帯魚を紹介してきました。この中でも特におすすめの種類はアカヒレです。アカヒレはかなり強い魚で小さい瓶でも飼育できると言われているほどの魚です。また冬は10度くらいの家ならグッピーやモーリーなども飼育できます。青コリドラスの場合は水槽の主役という魚ではないのでアカヒレなどの中層を泳ぐ魚と青コリドラスを混泳させるのがいいのではないかと思います。

最後に紹介したガーパイクは今から飼育することはできませんが現在ガーパイクを飼育しているという方は参考にしてみてください。

 

ヒーターがない時の保温方法

ヒーターがない場合は部屋のエアコンを使うのが一番いいです。ただエアコンをつけっぱなしにするのも電気代がかなりかかってしまいますよね。水槽が多い場合はエアコンがかなりおすすめなのですが水槽が少ない場合は発泡スチロールに入れるかアルミホイールで水槽の周りを囲んでおくのがいいでしょう。

 

まとめ

さて今回はヒーターがなくても飼育できる熱帯魚について紹介してきました。ただやはり魚の活性などを考えるとヒーターは入れておいた方が無難なのではないかと思います。いくら寒さに強い熱帯魚と言ってもヒーターなしの越冬は魚にとってかなり厳しい環境になっているので長く丈夫に育てたいという方はヒーターを入れるのがいいでしょう。