サプリメントでビタミンを飲むのはいつがいい?おすすめのタイミングとは?
サプリメントでマルチビタミンを摂っている人は多いのではないでしょうか。
しかし、中には「気ままに飲んでいる」、「とりあえず食後に飲んでいる」という人は多くいます。
実はその飲み方、間違っているかもしれません。
吸収されていないのに飲んでいてはお金の無駄遣いです。
せっかくだったら飲むのに最高なタイミングを知りたいです。
今回はサプリメントでビタミンを摂るおすすめのタイミングをまとめました。
ビタミンの働きや特徴も一緒にまとめたので参考にしてもらえたらと思います。
ビタミンを飲む最高のタイミングを知れば、健康的な生活を送ることができます。
サプリメントに含まれているビタミンの意外な働きとは?
サプリメントに含まれているビタミンが様々な効能を持っているのは知っていますか?
「なんとくは……」という人がほとんどです。
ビタミンの中には、過剰摂取で病のリスクが高まったりするものもあります。
今一度、ビタミンの働きを理解しておきましょう。
*水溶性ビタミン
ビタミン | 働き | 含まれているもの |
ビタミンB群 | 三大栄養素の代謝 | レバー、肉、イワシなど |
ビタミンC | めっちゃたくさんの働き | ブロッコリー、柑橘類など |
パントテン酸 | 三大栄養素の代謝 | 大豆、牛、豚のレバーなど |
葉酸 | 貧血予防 | 緑葉野菜、大豆、牛乳など |
ナイアシン | 解毒・老化防止・糖質代謝 | 肉、豆類、魚介類 |
ビオチン | 脂肪酸やアミノ酸の正常代謝 | 酵母やレバー |
水溶性ビタミンは、その名の通り水に溶けやすいビタミンのことです。
ビタミンと聞くと「野菜」と思う人が多いかもしれませんが、肉、魚、豆、乳製品など多くの種類の食べ物に含まれています。
まずはサプリメントを飲む前に、食事で摂れないか考えてみましょう。
摂れなそうだったらビタミンサプリメントに頼ってもいいですが注意点があります。
水溶性ビタミンだと、ビタミンB群を過剰摂取すると頭痛や神経障害を起こすことがあります。
ビタミンは体に良いと思い込んでたくさん摂取することはおすすめしません。
何事も適量が大事です。
*脂溶性ビタミン
ビタミン | 働き | 含まれているもの |
ビタミンA | 成長 | ウナギ、牛、豚の肝臓など |
ビタミンD | 骨 | レバー、カツオ、卵黄など |
ビタミンE | 血液循環 | ゴマ油、、大豆、タラコなど |
ビタミンK | 血液凝固の助け | 納豆、肉、卵、乳製品など |
脂溶性ビタミンは油に溶けやすいビタミンです。
水溶性ビタミンと同じく、野菜だけでなく様々な食材に含まれています。
また脂溶性ビタミンにも過剰摂取に気をつけなければならないビタミンがあります。
それは、ビタミンAとビタミンDです。
ビタミンAは過剰摂取で肝臓障害、妊婦だと胎児奇形につながります。
ビタミンDの摂りすぎは腎障害や高カルシウム血症のもとになります。
自分が飲んでいる、もしくは飲もうとしているビタミンサプリメントを確認して、過剰摂取していないか確認しましょう。
ビタミンの働きや含まれているものは一例に過ぎません。
もっと多くの働きがあり、たくさんの食べ物に含まれています。
そんなビタミンの働きを最大に近づけるには、飲むタイミングを知った方がいいです。
次にビタミンサプリメントを飲むタイミングを詳しくまとめたので参考にしてもらえたらと思います。
ビタミンサプリメントを飲む最高のタイミングは○○!!
ビタミンサプリメントを飲む最高のタイミングを水溶性ビタミンと脂溶性ビタミンそれぞれについて詳しくまとめたので見てみて下さい。
*水溶性ビタミン(ビタミンB・C)
水溶性ビタミンは1日数回に分けて飲むことをおすすめします。飲むタイミングというより「分ける」ということが大切です。
理由は短時間で尿から排出されるためです。
例えば、ビタミンCは1回で摂取できるのが約250㎎です。
もし、1000㎎を一度に摂ったとしても750㎎は尿から排出され無駄になります。
なので、ビタミンCは250㎎以下を数回に分けて飲むことをおすすめします。
また、ビタミンB群はニンニク注射にも使用される成分なので就寝前に摂ることはおすすめできません。
なので、ビタミンB群は夜以外の数回に分けて飲むことをおすすめします。
先ほども書きましたが、ビタミンB群の摂りすぎは頭痛や神経障害につながるので、こまめに飲むとはいえ、一回一回少量ずつ飲むことをおすすめします。
*脂溶性ビタミン(ビタミンA・D・E・K)
脂溶性ビタミンは水溶性ビタミンと違って、すぐ排出されずに体内に蓄えられるので1回で摂取しても大丈夫です。
その名の通り、脂に溶けやすい性質を持っているので食後に飲むことをおすすめします。
特に揚げ物などの食事をとった後に脂溶性ビタミンを飲むと吸収効率が上がります。
しかし、ビタミンの働きのところで書いたように過剰摂取で障害を起こします。
ビタミンAの過剰摂取は胎児奇形と肝臓障害、ビタミンDの過剰摂取は腎障害と高カルシウム血症の可能性が高まります。
サプリメントだけでなく、普通の食事にもビタミンA、Dは含まれているので、サプリメントのがぶ飲みには注意してください。
まとめ
・ビタミンサプリメントの働きはさまざま
・ビタミンB・A・Dの摂りすぎで病気につながる可能性がある
・水溶性ビタミンのサプリメントは「分けて飲む」ことが大切
・脂溶性ビタミンは食後がおすすめ
ビタミンサプリメントと言っても様々あります。
ビタミンとひとくくりにされがちですが、ビタミンそれぞれにおすすめの飲み方があります。
まずは水溶性ビタミン(B群・C)と脂溶性ビタミン(A・D・E・K)のおすすめの飲み方だけでも覚えて健康的な生活を送りましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。