ハムスターが顔を洗うのはストレス行動?ハムスターが顔を洗う意味とは
ゲージの中のみで飼育できることや、体の大きさ、鳴き声をほとんど出さないなど、飼いやすい小動物の1種にあげられるハムスター。
見た目や動きも愛らしく、手も指があるので、エサを手で持ちながら食べたりほお袋につめる仕草もかわいいですね。
ネコが顔を洗うと雨が降る、というのは耳なれた話ですが、科学的にもちゃんと理由があるそうで、いくつかある理由の中でも、ヒゲの表面に水分がつくことにより、ネコのヒゲが湿気を感じるセンサーのようになっていて、
その水分をとるかのようにヒゲの手入れをする様子を見た誰かが、ネコが顔を洗うと雨が降る、と言いだしたというのが個人的には、なるほど!でした。
さて、ハムスターの話に戻りますが、ハムスターが顔を洗うのはどんなときなのでしょう。ハムスターが顔を洗う理由についてみていきたいと思います。
ハムスターが顔を洗う理由
ハムスターが顔を洗う理由として言われているのは、
・顔を部分的に洗っているというより、体自体を清潔に保つためのグルーミング、毛づくろい。
・自分の匂いを自分につけている。
大まかには、以上の2種類にわかれているようです。
ハムスターが顔を洗うのはどんな時
冒頭で前述したとおり、ハムスターは人気の小動物の1種ですが、その理由のひとつに、安価である、ということもあげられます。初心者向けのハムスターの飼育サイトでは、「子どもがお小遣いで買える気軽なペット」というような書かれ方をしているものもあり、子どもさんが飼われてることも多いペットでしょう。
しかし、実は、小動物というのは、いくら「飼いやすい」と書かれていてもストレスに弱いものが多いです。ハムスターもそうです。
よく、手乗りハムスターなどと言いますが、もちろん個体によれば、飼い主さんになつき、飼い主さんの手に乗ってエサを食べたり、マッサージしてもらうのが好きな、人間に慣れやすい個体もいるでしょう。
人間に慣れやすい個体でも、いきなり、というわけではなく、人間がこわい、ストレスを与える存在ではない、ということを知ってもらうために、徐々に信頼関係を築いていくわけですね。
これは何も人間とペットの間だけの話ではなく、人間同士でも、いきなり見知らぬ人と仲良くするのは勇気がいりますよね。
体の大きさや何もかもが違う人間とハムスターが仲良くなるのは、むずかしくて当たり前なんじゃないかと思います。
そんな事実とは別に、飼いやすい、人間に慣れやすい、など、良いことばかり先行して書かれている飼育記事を参考にハムスターの飼育を始めてしまうと、飼い主さんに悪気がなくても、ハムスターにストレスを与える結果になってしまうこともあります。
自分の匂いを自分につけて安心したい、ということは、縄張りを荒らされた、と思っていたり、別の匂いがあって不安に思っているということですよね。
注意すること
ハムスターが顔を洗っている画像や動画を見たら、その仕草はとてもかわいいものです。しかし、その行動はもしかしたらストレスの現れかもしれません。
手乗りにしようと、ハムスターをさわりすぎてたりしませんか?
ハムスターのゲージ掃除で気をつけることにあるように、ハムスターというのは自分の匂いに安心し、匂いに敏感な動物です。
そしてストレスもためやすく、ストレスに弱い動物だということを覚えておいてくださいね。
さいごに
筆者宅には現在3匹のハムスターがいますが、どの個体も顔を洗ってる姿というのを見たことがありません。
単に観察不足なのかもしれませんが、不用意に、不必要なときに触らない、など、なるべくストレスを与えない、ということを重視して飼っているのもまた事実です。
飼っているペットとコミニュケーションをとりたい、という気持ちはよくわかります。
しかし、そこは、ハムスターという動物をペットに選んだということを考え、習性などを理解し、自己中心的にならないように飼ってあげたいものですね。