早急な対応が大事!熱帯魚の病気の種類と治療の仕方徹底解説

さてみなさん。生き物には必ず病気というものがありますよね?実は熱帯魚も例外ではありません。熱帯魚などの魚も病気によって死んでしまうことも多いのです。

しかしアクアリウムを始めたばかりの方は熱帯魚の病気のことなど分からないため気づいた時には手遅れだったということもありますよね。

今回は初心者の方でもわかりやすい熱帯魚の病気の治療方法と種類などを紹介していきます。是非最後まで読んでください。

 

熱帯魚の病気の種類

熱帯魚の病気にも人間の病気のようにいくつか種類があります。またそれぞれの病気によって治療方法が変わってきます。

 

・白点病

熱帯魚に限らず魚類の中でも代表的な病気です。

この病気は魚の体に白い斑点がたくさんできる病気です。この斑点がたくさんできると魚は体が痒くなるため流木や石などに体を擦り付けます。

この病気自体は人間で言うと風のようなものなので落ち着いて対応すればすぐに完治します。

 

・カラムナリス病

発症する部位によって呼び方が変わってきます。口の周辺にできた場合は口腐れ病、尾びれの周辺にできた場合は尾腐れ病と言います。

初期症状は白点病と見分けが付かないですがよく観察すると白点病は体の至る所に白い斑点ができるのに対してカラムナリス病は尾びれなら尾びれ付近にしか斑点ができません。

そして数日経つと発症した部位が溶け始めて尾びれの場合ならすだれ状になってきてしまいます。感染力が高いため発症したのを確認したらすぐに隔離するようにしましょう。

 

・エロモナス病

別名松かさ病とも言われている魚の病気の中でもタチの悪い病気です。初期症状はウロコが逆立ち赤い斑点ができ始めます。

症状が悪化するにつれて魚の体が膨らんできて最終的には死に至ります。

少し前までは不治の病と言われていましたが現在では早期発見することにより完治することが可能になっています。しかし発見が遅れてしまうと治療が難しくなります。

 

・転覆病

急に魚が仰向けになって水面で浮いてしまう病気です。原因は餌の食べ過ぎなどが原因で起こる浮き袋の異常と言われていますが詳しい原因は未だ解明されていません。

しかし適切な対処ができれば感知できる病気なので怖がることもありません。

 

治療法

・白点病

白点病を発見したらすぐに水温を30度以上まで上げましょう。白点病は水温が高いと感染力がかなり弱くなります。またメチレンブルーなどの薬を使うことにより1週間ほどで完治します。

 

・カラムナリス病

この病気はかなり感染力の高い病気です。気づいた時には他の魚にも感染していたと言うことがよくあります。少し違和感を感じたら早めに隔離するようにしてください。フラン剤などを使用することにより完治させることが可能な病気ですが対応が遅くなると魚が衰弱してしまいます。なるべく早めに対応しましょう。

 

・エロモナス病

白点病を治す薬であるグリーンFゴールドが有効です。この病気は早期発見が大切になってきます。発見が遅れてしまうと治すのが難しくなりますので日々の観察が大切になってきます。また薬だけの治療では完治までに時間がかかり魚の体に負担をかけるので薬を使用しながら水の交換を毎日行いましょう。

 

・転覆病

転覆病の治療薬はありません。しかし0.5%の塩水でしばらく泳がせることにより治る病気です。またその間は餌はあげないようにしてください。

 

熱帯魚が病気になったら?

まず熱帯魚が病気になったらその魚の治療よりも隔離を優先してください。

隔離をしてから治療を開始します。また発症している魚だけ薬浴するのではなく他の魚も必ず薬浴するようにしてください。

また病気にならないよう日々の水温管理がとても大事になってきます。魚の適正水温を守ってあげるようにしましょう。

 

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