犬の風邪ってあるの?人にうつるの?

自分の家族のような存在の愛犬が風邪をひいたらとても心配ですよね。
もしかするとうつるのではないか。そんなことを考えながら看病をするのはあなたにとってもストレスになってしまいます。
今回は、犬の風邪が人にうつるのか。犬の風邪にはどんな種類があるのかを紹介いたします。

犬の風邪は人間にうつるの?

結果から言えば、犬の風邪は人間にはうつりませんし、人間の風邪も犬にはうつることはありません。
安心して看病を行えますね。

なぜ風邪はうつらないのかといいますと、犬と人間ではウイルスの形が違うからです。
殆どのウイルスや菌は人間には感染するのですが、他の動物には感染できない特性(特殊異性)を持っています。
ですので、あなたが風邪をひいても愛犬とキスやハグをすることによって、もしくは同じ部屋で寝ていても全く問題はありません。

 

犬同士の風邪はうつるの?

先程特殊異性を簡単に紹介しましたが、犬と犬は例え品種が違っても持っているウイルス、菌は同じです。
なので犬の品種が違うから風邪はうつらない。ということはなく、犬同士であれば風邪はうつります。

犬の風邪の症状は人間の風邪とよく似ていて、くしゃみ、咳、発熱、鼻づまり、涙などの症状があります。
愛犬に少しでも似たような症状が現れたらすぐに病院に行き、もう一匹を隔離するなりの対策をしましょう。

 

犬の風邪

犬同士で感染してしまうウイルスはたくさんあります。
その中でも代表的なものを紹介します。

 

 ケンネルコフ

多数の犬が集まる場所で多くみられる風邪です。
ケンネルコフは、感染している犬と接触しなくても感染してしまう程、非常に感染力の高いウイルスです。
このウイルスは、感染している犬の唾液が付いている可能性のある物の表面でも生きることができますので、そのウイルスが付いているものに触ってしまっただけで感染してしまいます。
感染してから症状が出るまでに大体4日から10日かかります。

・症状
ガチョウの鳴き声に似た咳
何かを吐き出そうとするしぐさ

・治療法
経過観察
抗生剤投与

 

イヌインフルエンザ

犬にもインフルエンザが存在します。
勿論人にはうつらないのですが、犬同士での感染は驚異的です。
そのため、「ほかの犬に伝染させないために、イヌインフルエンザにかかった犬を隔離してください」という忠告も出ています。

・症状
10日から30日間続く咳
くしゃみ、鼻づまり、発熱など人のインフルエンザと同じ症状が現れます。

・治療法
抗生剤
その他症状にあった薬の摂取

風邪っぽいと思ったらすぐに病院へ

わが子の様にかわいい愛犬が苦しんでいる姿は見たくありませんよね。
つらい思いをさせないためにも、風邪っぽいなと思ったらすぐに動物病院へ連れていきましょう。
早めに患っている風邪が分かれば、他の犬達に感染しないように対策もできますし、動物病院の先生はプロですので、犬の看病の仕方もしっかりと教えてくれます。

大丈夫だろうと放置していたら大変なことになってしまうケースも実在します。

まとめ

・犬と人間では風邪は感染しない
・犬同士なら品種も関係なく感染する
・犬が多い場所にお散歩に行くだけで感染する風邪がある
・イヌインフルエンザの症状、特徴は人のインフルエンザと同じ
・風邪かな?と思ったらすぐに病院へ

そういえば最近、飼っている子のしぐさが少し変だと動物病院に行ったら「思い過ごしだね」と先生に笑われてしまいました。

確かにちょっと恥ずかしかったですが、気持ちがすっきりとしたのを覚えています。
「風邪かな?なんか病気しているのかな?」と心配しているのもストレスになるので、「ん?」と少しでも思った時には病院に行けば不安は取り除けます。

犬をはじめ、動物は飼い主の気持ちに敏感な時があるので、飼い主にストレスがたまり、元気がなくなれば犬もストレスが溜まってしまって悪循環が生まれます。
そうはならないためにも動物病院に行くように心がけましょう!

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