猫が家出してしまった!?理由と探し方とは!?
よく、迷子猫の情報が回ってくるから対策はしてあるけど、もしもの時はどうしよう!
そんな声をよく耳にします。
自分が飼っている猫に限って脱走はしないから安心と思っているときに限って、猫は家の外に飛び出してしまいます。
何故、猫は家出をしてしまうのでしょうか。
今回は猫が家出をしてしまう理由と、いざ猫が家出をしてしまった時の対処法、探し方を紹介していきます。
猫はどうして家出をしてしまうのか。
猫の家出理由は沢山あります。
その中で代表的なものをいくつか紹介していきますね。
・外に対しての興味、縄張り意識からの家出
生まれた時からずっと人間と共に家の中で暮らしている猫は、外に出ることを怖がり、外に続く扉をあけられていても出ないことがほとんです。
しかし、外から拾われてきた猫は違います。
ある程度育ってから拾われて、家猫になった猫は、拾われる前にいた場所(猫の住処)がずっと気になって仕方がないのです。
そのため、隙あらば外に飛び出してしまいます。
他にも、生まれたときから人間と暮らしている猫でも、一度キャリーバックに入れて外にでてしまえば、そこが自分の縄張りだと思い込み、匂いを付けに外に出てしまうこともしばしば・・・。
これは、キャリーバックに布をかぶせて目隠しをすれば防げますので、病院やペットホテルに連れていく時は、外が見えなくなるような布を常備していきましょう。
・狩りの本能
猫はもともと、外で狩りをして生活する動物です。
そのため、動く物は全て追いかけてしまいます。
勿論、普段外が怖い猫でも、玄関の扉、またはベランダや庭に続く扉が空いていた際に、何か小さな虫、鼠などを見てしまったら飛びつきたくてどうしようもありません。
後先考えずにそれらを追いかけていた結果、気が付いたら家ではない、知らない土地にたどり着いている。ということもよくあるのです。
・発情期がくると、雌猫か雄猫を探しに外に出る
年に数回、猫は発情期を迎えます。
発情期がくると、雌猫は大きな声で鳴いたり、家のそこらじゅうに自分の匂いを付けるために身体をこすりつけたりします。
雄猫も、おしっこを壁に掛ける等のスプレー行為をしたり、家じゅうを盛大に走り回ったりしますよね。
それらの行為は、お互いが「私(僕)はここにいるよ!早く来て」と異性を呼び合っているのです。
もし、発情期が来たときに、近くに同じく発情期を迎えている猫がいたら、その匂い(フェロモン)に向かって猫は走っていってしまいます。
その時に玄関やベランダの扉が開いていたら・・・。どうなるか、わかってしまいますよね。
猫が家出をしてしまった!どうやって探せばいいの?
先程の猫が家出をしてしまう理由を読めば、「うちの子は、ずっと家で暮らしているから脱走なんてしない」という考えがいかに甘いかを分かっていただけたと思います。
では実際、猫が家出をしてしまったらどうすればいいのでしょうか。
家出をしてしまったら、猫は必ず「帰れない」状況にある。
まず、覚えていてほしいことが、猫は家を一度出てしまうと高確率で「帰れなくなる」ということです。
例えば、どんな理由であれ、外に出れば必ずほかの野良猫と遭遇します。縄張り争いに発展して、そのままけがをして動けなくなるか、追い出されて全く知らない土地にでて迷ってしまいかえれなくなってしまう。
最悪の場合、車に轢かれたり、ちょっと休憩しようと車のエンジンの中に入り込み、気が付いたら全然知らない場所に来ていた。
または巻き込まれてしまった・・・。などなど、猫にとって外は過酷な場所になります。
自力で帰れる可能性はとても低いでしょう。
猫が家出をしたときの探し方は?
自力で帰ることが難しい猫は、下水の中など、よく本当によく見ないとわからないような場所にいたりします。
歩きつかれて、または喧嘩で逃げてきて隠れている場合が多いです。
具体的な探し方等は下記でお伝えしますね。
・家出に気づいて3日以内の場合
猫が家出をしてしまった場合、家を出てから3日ほどは、自宅中心の半径50~200mの場所に隠れていることが多いです。
半径50~200mが猫の行動範囲と言われている距離なので、円を描くように探してみましょう。
また、猫は身を隠すために草木の間や家と家の隙間で縮こまっています。他にも天敵から身を守る為に木の上へと昇り、葉っぱで身を隠している場合もあります。
名前を呼びながら猫がいそうな場所を探しましょう。
また、家出をした猫が使っているトイレがあれば、それを玄関横に置いておくのも有効な手段です。
トイレには猫の匂いが沢山ついているので、その匂いをたどって帰ってくる場合もあります。
・家出に気が付いて1週間以上たった場合
猫が家を出て1週間以上たっても帰ってこない場合は、どこか遠くの方に行ってしまっている可能性が高いです。
こうなってしまった場合、徒歩では限界がありますので、チラシを作って配る、またはSNSなどを活用して情報を集めるのが有効な手段だと言えます。
他にも、探偵を雇って探してもらうという方法がありますが、この場合は家出に気が付いた瞬間に依頼しないと断られる時もあります。
1週間以上たっていたら、依頼しても確実に断られるでしょう。
しかし、探偵は猫探しのプロ。私たちよりはるかに見つけてくれる可能性は高いです。
値段などは頼む事務所によっては違いますが、猫のことを思えばちょっとした出費で帰ってくるのですから、お安いものですね。
まとめ
・猫は家出対策をしていなければ必ず家出をする。
・家出した場合、家の近くにいるのはたったの3日間
・亡くなってしまうこともある
・家出に気が付いた瞬間に、探偵に依頼するのが一番の有効策
猫が家出をしてしまってから後悔するのはとても遅いのです。
我が家では家出対策に、窓に柵をつける、玄関にも柵をつけてそれ以上は何があっても行かせないなどの対策をしています。
他にも、猫が嫌いな柑橘系の香りのスプレーを玄関前に吹き付けておく、玄関に猫が嫌う香りがするミントを観葉植物として置いておくなど、対策は今からでも沢山できます。
可愛い猫が誤って家出をしてしまって、帰ってこれなくなってしまう前に、しっかりと対策を取りましょう。