【煮魚】崩れないコツは?初心者にお勧めの作り方をご紹介!
ふっくらしていて、汁をたっぷり含んだ煮魚はとてもおいしいですね。
でも、いざ自分で作ろうとすると煮ている間に崩れやすいです。
崩れないコツはなんでしょうか?初心者にお勧めの作り方をご紹介します。
【煮魚が崩れないコツは?】
結論から先に申し上げましょう。煮魚を崩さないように作るコツはこちらです。
・骨付きの切り身を使う
・魚の大きさに合った浅めの鍋を使う
・煮汁は魚がぎりぎり隠れるくらいの量にする
・煮ている間は魚をひっくり返さない
・落し蓋を使う
ひとつずつご紹介しましょう。
<骨付きの切り身を使う>
ズバリ、お料理初心者の方に一番にお勧めする方法は、
骨付きの切り身を使うことです。
盛り付けの時に上になる面、つまり皮の面を上にして鍋に入れます。
皮の面にXの切れ目を入れておけば、中まで火が通りやすくなりますし、
皮が破けたり、はがれることも少なくなります。
つまり、イワシの梅煮よりも、サバ味噌の方が下の部分が固くて平らなので
煮崩れしにくいのです。
サバ味噌が上手になってから、イワシ、さらに上達してからカレイなど
大きな魚にチャレンジするといいでしょう。
<魚の大きさに合った浅めの鍋を使う>
煮ている間に魚が動いてしまうと、煮崩れのもとです。
魚よりひとまわり大きい雪平鍋を用意します。
魚と同じくらいの大きさだと取り出しにくく、盛り付ける時に
崩れがちです。
切り身魚をいくつか煮る時は重ならないように並べます。
鍋が浅い方が取り出しやすいので、ちょうどいい大きさの鍋がなければ、
フライパンでもいいですよ。
<煮汁は魚がぎりぎり隠れるくらいの量にする>
煮汁は”ひたひた”がちょうどいいです。魚がぎりぎり隠れるくらいの量が
ひたひたです。
煮汁が多すぎると魚が煮汁の中で動いてしまい、煮崩れしやすくなります。
少なすぎると魚に味が染み込みません。
<煮ている間は魚をひっくり返さない>
ひたひたの量の煮汁で煮れば、魚をひっくり返さなくても火が通ります。
魚に触るときに崩れてしまいがちなので、魚に触るのは盛り付けの時だけに
しましょう。
<落し蓋を使う>
魚と蓋の間にすき間があると魚が上下に動いてしまいます。
味を染み込ませるためにもお鍋のふたではなく、
具材に直接のせる”落とし蓋”を使います。
お鍋よりひとまわり小さい蓋なら何でもいいのですが、
ない場合は、アルミホイルやクッキングシートで代用できます。
まん中に穴をあけて空気の通り道を作り、中火で煮ます。
クッキングシートは鍋の底に敷いて、そのまま取り出すと
取り出す時に崩してしまうリスクも減らせます。
【煮魚をおいしく作るコツ】
煮魚をおいしく作るコツもあわせてご紹介しましょう。
<煮汁を煮立ててから魚を入れる>
煮汁が冷たいと魚の生臭さが出てしまいます。煮汁を煮立ててから魚を入れ、
落し蓋をして中火で煮込むと生臭さも消えます。
<霜降りをする>
ざるに魚を並べ、熱湯を回しかけて魚の表面を白くすることを霜降りと言います。
お店などで用いられる方法です。このひと手間をかけることで、
魚の臭みやアクが抜けてすっきりした味になります。
<ショウガを入れる>
魚の臭みを消し、風味をプラスするのがショウガです。
生のショウガをスライスして入れますが、なければチューブのショウガでも
構いません。ショウガがあるとないとでは、おいしさが全く異なります。
【まとめ】
煮魚を崩さないで煮る方法は、骨の付いた切り身の魚を魚より
ひとまわり大きな鍋に入れて、ひたひたの煮汁で、落し蓋をして
弱火で煮ることです。
おいしく作るためには、煮汁を煮立ててから魚を入れること、
ショウガを加えることです。
霜降りはプロも用いる手法ですが、ざるの上に魚を並べて、
熱湯を回しかけるだけなので、挑戦してみましょう。
盛り付けのお皿も魚の大きさに合わせて選ぶことで、
一層おいしそうに見えますよ。