イタリアンの真髄!簡単野菜レシピ!オリーブオイルの魔法
イタリアンの本来の姿とは、コジャレたレストランで出てくるような皿の上のきれいな料理ではなく、畑からとってきた野菜にオリーブオイルと塩をぶっかけてかぶりつく!!
みたいなシンプルに素材を味わう料理です。
イタリアでは、自分が生まれた土地の素材とオリーブオイルを使ったシンプルな野菜レシピが家庭の数だけ存在しています。
すなわちイタリアンとは、地産地消のおふくろの味と言っても良いでしょう。今回は野菜の味をとことん味わえる、豪快かつ簡単な、イタリアンのおすすめ野菜レシピをご紹介いたします!
菜の花の溺れ煮込み
春の風物詩とも言える野菜、菜の花を、素材そのものから出る水分で煮込むシンプルな料理です。
鍋に材料入れて蓋して煮るだけ!の簡単レシピ!EXVオイルをたっぷり使うのがポイント!
●作り方
*材料
・菜の花・・・2パック
・鷹の爪・・・少々
・塩・・・小さじ2分の1
・玉ねぎのスライス・・・玉ねぎ8分の1ケ分
EXVオイル・・・50㏄
(1)菜の花を一口大にカット。(葉の部分は存在感を残すため大きめに)
水に10分ほど浸けてシャキッとさせる。
(2)菜の花をザルに開け水をよく切ったら鍋に入れる。その上から玉ねぎスライス、塩、鷹の爪を入れて混ぜ、全体に塩が行き渡るようにする。
(3)蓋をし弱火にかける。最初は焦げ付かないように度々混ぜる。水分が出てきたら2分おきくらいに混ぜる。
(4)菜の花が鮮やかな色になり、くきの部分が柔らかくなったら、味を見て、足りなければ塩を足す。水分があまりにも多ければ強火で煮詰めて菜の花の味を凝縮させる。
(5)器に盛り、EXVオイルをかけて、完成!
*ポイント
最初に入れる塩は、味はもちろんのこと、菜の花の水分を引き出すためなので、とても重要!
玉ねぎスライスは、味に奥行きを出すための隠し味!
本場イタリアでは、EXVオイルはうまみ調味料であり、ソースのような物。シンプルな料理だからこそ、最後にガッツリかけることによって菜の花のフレッシュな旨さが爆発します!
これかけすぎじゃね?って思うくらいかけて食べるのがおすすめです!
冷たくても美味しいです!
豆のラグー
イタリアでは代表的な野菜である豆とトマトを使った簡単煮込み料理です。野菜レシピですが、数種類の豆の旨味が合わさることで、肉料理のようなコクが生まれます!
●作り方
*材料
・乾燥白いんげん豆・・・50g(200㏄の水で一晩もどす)
・さやいんげん、モロッコいんげん、空豆、枝豆などの豆類・・・100g(品種の割合は何でもいい)
・玉ねぎスライス・・・2分の1ケ分
・にんにく・・・1ケ(つぶす)
・トマト缶(つぶしたもの)・・・200g
・EXVオイル・・・20㏄
・塩・・・小さじ3分の2
・黒コショウ・・・少々
(1)いんげんを一口大にカットする。
(2)鍋ににんにく、玉ねぎスライス、EXVオイルを入れ蓋をし、弱火にかける。
(3)甘い香りがしてきたら、白いんげん豆、トマト缶、塩コショウ、水(豆がひたるくらい)
を入れ、蓋をして40分煮る。
(4)白いんげん豆が、やわらかくなったら、残りの豆をいれ、蓋をして20分煮る。
(5)残りの豆がやわらかくなったら蓋をとり、もったりするくらいの水分量まで煮詰め、味が足りなければ塩コショウで味を整える
(6)器に盛りEXVオイルをかけ、完成!
*ポイント
白いんげん豆以外の豆でも出来ますが、白いんげん豆を煮込んだ旨味がこの料理のキモだと思います!
お好みで最後にバジルを入れても美味しいです!
途中水分が無くなりすぎたら水を足して下さい!
やっぱりEXVオイルはがっつりかけるのがおすすめです!
まとめ
イタリアに初めて旅行に行った時、何気なく入ったレストランで出されたのは、グチャっとした盛り付けで出された料理達でした。
うわーこりゃ日本じゃクレーム物だぞ……?と思って食べたらびっくり仰天!バチクソうまい!!
「料理は視覚から」という概念がふっとぶほどの素材の美味しさ!
イタリアの人は美味しい素材をシンプルに食べる事の贅沢さを知っているのだろうな、と思いました。
地元の野菜に地元のオリーブオイルをかけ、地元のワインを飲みながら食べる、それが一番美味しい。これこそ地産地消、その土地にしか生まれないマリアージュだと思います。
そんなイタリアンならではの野菜レシピをこれからも発見して食べまくりたい。そんな今日この頃です。