マクロビってなに?お腹の赤ちゃんとママのためのマクロビレシピ
赤ちゃんがお腹の中にいるママは、自分の体調の変化を気にしつつも、やっぱり赤ちゃんの成長が気になるものですよね。
私は4人の男子を出産していますが、妊娠初期は食べづわりが酷く、しかもジャンクフードが無性に食べたくて、欲望のまま食べてしまい妊娠のたびに20kgも体重が増え、妊娠中毒症予備軍でした。
赤ちゃんの成長のために栄養は取りたいけれど、体重の増加が気になる。
そんな妊婦さんも多いのではないでしょうか?
近年の健康ブームでよく聞く「マクロビオティック」ですが、海外のセレブアーティストやモデルが健康や体型維持のために取り入れている食事法ですよね。
ハードなステージに対応でき、理想体型をキープできる食事法なら、妊婦さんにも最適なのでは?
という事で、妊婦さんに食べてもらいたいマクロビレシピをご紹介します。
なんか難しそう?マクロビオティックとは?
マクロビオティックって制限された食事とか、野菜しか食べない海外セレブのイメージですよね。
実は、日本発祥の食に対する思想というか、考え方なんです。
基本は、動物性のものはなるべく食べずに無農薬や自然農法の穀物や野菜中心の食事になります。
その上で、「身土不二」「一物全体」「陰陽調和」というキーワードをもとに実践します。
「身土不二」=身体と住んでいる土地(土)は切り離せないという意味。
つまり、住んでる土地でできた旬のものを取りましょうという事です。
「一物全体」=一つのものを丸ごと食べるという意味。
つまり、野菜は皮ごと葉っぱも根も種も食べましょうという事。
お米も玄米を食べます。
「陰陽調和」=食べ物を陰と陽に分け、体調や季節によってバランスを取るという意味。
陰性の食べ物は身体をゆるめ冷やすとされ、陽性の食べ物は身体を引き締め温めるとされています。
住んでる土地のパワーをいただき、自分の体の声を聞き、季節を感じて残さず食べるという考え方は、古き良き日本の文化を感じますよね。
これを食べちゃダメとか、絶対にこうしなければいけないという決まりはありません。
基本やキーワードをもとに、気軽に取り入れていきたいですね。
ママも赤ちゃんも元気に出産に挑みたい!妊娠中に率先して摂りたい栄養とは?
妊娠中に摂りたい栄養素として、よく聞くのは「葉酸」「鉄分」「カルシウム」ですね。
「葉酸」=赤血球を作る、赤ちゃんの正常な発育に必要なビタミンです。
妊娠初期や後期から授乳期に必要な栄養素と言われています。
「鉄分」=赤ちゃんに酸素や栄養素を運ぶためにたくさんの赤血球が必要となります。
妊娠中、血液量は増えますが、赤血球はそれほど増えないため血液が薄くなり
貧血になりやすいと言われています。
「カルシウム」=赤ちゃんの骨を作るために、ママの体内のカルシウムが運ばれます。
そのため、ママの歯や骨が脆くなってしまいます。
私は妊娠中に20kgも体重が増加したのに、妊娠中期には貧血で倒れ、産後に歯が欠けてしまいました。
体重が増えているからと言って、栄養がしっかり摂れているわけでは無いんですね。
それでは、必要な栄養素が摂れる食材を使ったマクロビレシピを紹介します。
妊娠中に摂りたい栄養満点! マクロビレシピ
年中手に入りやすい食材で妊娠中に必要な栄養素が摂れるといえば、「納豆」でしょう。
という事で、さらに一手間かけた納豆マクロビレシピをご紹介いたします。
野菜と納豆のまぜまぜ丼
(材料)
納豆・・・1パック
野菜(根菜を中心に4〜5種類くらい)
火を通す野菜
・玉ねぎ・・・1/4
・人参・・・1/4
・ごぼう・・・3cm
・小松菜・・・2束
・ほうれん草・・・2束
・オクラ・・・1本
火を通さないで使う野菜
・長芋(自然薯)・・・2cm
・セロリ・・・2cm
・きゅうり・・・2cm
など冷蔵庫に余ってる季節の無農薬(できれば)野菜を使いましょう。
海苔・・・1/2枚
ごま・・・3つまみ
調味料(お好みの味で)
・出汁醤油(なるべく無添加)・・・小さじ1と1/2
・味噌・・・豆味噌(お好みの味噌でO K!)・・・小さじ1/2
・オリーブ塩・・・オリーブオイル小さじ1と海塩ひとつまみ
手に入るなら、鉄火味噌を使うのもオススメです。
(作り方)
・火を通す野菜は、蒸し器を使って蒸し野菜にしてから納豆の豆のサイズの半分くらいの大きさに切ります。
食欲が落ちているときは、納豆もひきわりを使い、野菜も細かくした方が食べやすいです。
火を通さない野菜は、みじん切りにします。
すべての材料を混ぜて、調味料で味付けができたら、玄米ご飯にかけて完成。
玄米ご飯の代わりに、十割蕎麦や全粒粉パスタ、玄米もちにもよく合います。
もうひとつオススメしたい食材は、赤ビーツです。
「食べる輸血」と言われるほど鉄分が豊富に含まれている野菜で、グリルしたり蒸し焼きにすると、甘みが出て美味しい野菜です。
葉酸も豊富に含まれているので、妊婦さんに最適です。
つわりのキツい妊娠初期には、赤ビーツのポタージュがオススメです。
レシピはこちらです。
赤ビーツとジャガイモのポタージュスープ
(材料)
・赤ビーツ・・・1/4
・玉ねぎ・・・1/2
・ジャガイモ・・・大1
・塩胡椒・・・少々
・オリーブオイル・・・小さじ2
・だし汁(昆布だしや野菜ブイヨンなどお好みで)・・・150ml
・豆乳・・・200ml
(作り方)
・赤ビーツ、玉ねぎ、ジャガイモを薄切りにし、塩胡椒をしてオリーブオイルで炒める。
・全体にオリーブオイルがまわって、玉ねぎがしんなりしたら、だし汁を入れる。
・具材が柔らかくなったら、ミキサーやブレンダーをなめらかになるまでかけ、豆乳と混ぜ合わせて完成。
夏場は冷製で、冬場や冷えが気になる時は温めて食べます。
赤ビーツを入手できたら、豆乳を混ぜる前まで作って冷凍しておくといいですね。
まとめ
いかがでしたか?
マクロビオティックって、難しく考えずちょっと意識するだけで始められそうな気がしませんか?
そして、妊娠出産は一生のうちにそう何度も経験できる事では無いですよね?
どうぞ無理せずに健康的に赤ちゃんと一つになっている時間を楽しみ、出産に挑んでください。
過ぎてみれば、本当にあっという間の貴重な期間です。
そのために、ちょっとだけマクロビを取り入れていただければ嬉しいなと思います。