料理初心者で何を買っていいか分からない方でも使いやすい包丁と選び方
使いやすい包丁と言っても、ものすごい数のメーカーから種類があるので、一概にこれが良いとは言いにくいのですが、その中でも職人が使っている包丁の用途などをお伝えしていこうと思います。
《金属の種類》
大きく分けて【ステンレス】【鋼】【セラミック】の3つくらいでしょう。
その中でも一般的に家庭で使われているのはステンレス製で刃渡りが16~18㎝くらいではないでしょうか?百均とかで売っているのはほぼステンレス製になります。
ただ、最近ではセラミックも主流になりつつあるのかもしれません
《用 途》
基本的にオーソドックスな包丁だと、刃渡り16~18㎝くらいで、購入時の箱などに三徳や牛刀と書いてあることが多いと思います。
本来牛刀はその呼び名の通り牛肉を切る用に作られています。万能膨張ではありますが、調理している課程の中で、切りにくいなぁって思われている方は、シチュエーションに合わせて、包丁を少し使い分けたらやり易くなることもあります。
因みに、あったらいいなぁという包丁をご紹介します!
- 牛刀および三徳包丁
- 出刃包丁
- ペティナイフ
- 筋引き包丁
これだけあれば怖いもの無しです!
では牛刀ですが、これは正直何にでも使えるのでオールマイティとして置いておきましょう。基本は洋刀なので両刃ではあります。
左右の刃比率は4:6くらいです。三徳包丁もほぼ同じと考えていいでしょう。
次に出刃包丁!これは和食さんが愛用されていますが、これは大体が鋼で出来ているので錆には注意が必要です。刃はほぼ片刃で、鋼に少し厚みがあり主に魚をおろす時に活躍してくれます。
お手入れとしては洗浄後は速やかに水分を取り除き、新聞などで包み、保管しておくと湿気を取り除いてくれるので錆防止になります。
ペティナイフは細かい作業等(野菜の下処理やフルーツのカットetc)に使いやすいです。他には鶏肉の筋引きや切り込みを入れる作業にも適しています。
筋引き包丁はあんまり聞き慣れない包丁だとは思いますが、私が一番おススメできる包丁ですね!特徴としてはホントに筋を引く包丁なのですが、包丁の高さ?が牛刀の半分くらいで、牛肉は勿論のこと、魚もおろせるし野菜も切れます。
牛刀と一緒!?と思われるかもしれませんが、確かに包丁の高さの違いくらいしょうか
使いやすい順番で言えば…
あくまで洋食をしてきた独自の見解です
- 筋引き包丁
- 牛刀・三徳包丁
- ペティナイフ
- 出刃包丁
という順番です。
これだけの包丁を所持するのは、お手入れを含めて大変と思います。
ですので、上記でも書きましたが筋引きか牛刀・三徳包丁でいいと思います。
切れなくなったら買い替えるというより、勿論研いだ方が断然いいのですが、研ぎ方が分からな~い!という方も沢山いらっしゃると思います。
そういう方にはスチールといって棒の様な簡易砥石があります!
これは刃先から柄まで数回擦るだけで切れ味が戻るという優れもの!このスチールは呼び名の通りスチール製の棒で縦に細かいラインが沢山入っているもので、スチールの本来の役割りは、包丁に付着している油分を取り除くものです。
- 今ではセラミック製などの便利で即効性のある商品もあるようです。
スチールではなくしっかりと研ぎたい方には砥石を勧めますが、大きく分けて荒・中・仕上げ砥石の3種があります。
よっぽどの事(刃こぼれ等)がない限りは仕上げ砥石だけでも十分ではあります。
研ぎ方も6:4にするなら極端な話6の面を60回、4の面を40回研げば6:4にはなります。
砥石もセラミックからダイヤモンド砥石(ニトリにもありますがかなり良いです)まで販売していますので、研ぎたいという方でも簡単に研げるようになっています。仮に研ぎ屋さんに出しても1,000~2,000円で研いでくれます。
まとめ
包丁も選び出したらキリがないのですが、毎日使うアイテムではありますので、なるべくストレスにならない包丁を選んでいただきたいです。
そもそも刃物なので絶対という安全はどこにもありませんが、正しく使用することを心掛けて、絶対に危険だなぁと思う使用(無理に固いものを切るなど)は避けてくださいね。