グリルを使わずフライパンで焼く魚の上手な焼き方とコツ
魚を塩焼きにする時に活躍するグリル盤ですが、なかなかお手入れと掃除が面倒くさくて調理法まで変えてしまう方もいますよね?
またワンルームにお住まいの方々も元々グリル盤がない環境もありますし…それでも出来立ての焼き魚も食べた~い!という方の為に、今回はグリル盤を使わずフライパンで上手に焼き魚を焼いていきましょう!
焼き魚とは言え、塩サバ、さんまの塩焼き、鯛の姿焼きなど多くの焼き魚があります。その中でも、アジやサバなどの青身魚に関しては皮目が薄いので剥がれやすいのが特徴です。鯛やスズキの様な白身魚は皮が厚めなので、そこまで気を遣わなくても大丈夫ですが、蒸し焼きにしてしまうと皮と身の間に水分が入り剥がれやすくなります。
実際にフライパンで焼き魚をするって今では珍しくはないのですが、改めてアイテムを用意する必要はありません。用意するのはサラダ油などの炒め油とスプーンとフライパンくらいです。
《焼き方》
- フライパンに油を少し引き中火で皮目から焼きます。
- 強火でもいいですが、魚は焦げやすかったりするので中火にしています。
- 焼き色が付いたらひっくり返して身の方を弱火で3分くらい焼きます。
- 魚を一度取り出して、フライパンにスプーン3杯くらいの油を足し加熱します。
- 温める時は強火でも構いませんが、最終的に弱火にしてください。
- 油が温まったらフライパンを斜めにして、油だけ火に掛かっている状況をつくり、火が当たっていない面に魚を戻します。
- 例えば、自分からフライパンを見た図は、左が下を向いていて、右が上を向いている状況だとして、左側に油が入っていて火にあたっている、右側に魚という状況です。
- その熱されている油を魚の皮目にジュワッ!ジュワッッ!!と何回も何回もかけて皮目をパリパリにしていきます。
- 魚に掛けた油は、フライパンが斜めになっているので右側に落ちていきますので油っこくなることはありません。
- 10~15回くらい掛けているとパリパリ感が目視できますので、ご自分の納得いくパリパリ感で止めてください。
- 一応ここまでで完成していますが、油っこさが気になる方は一度キッチンペーパーで油を切ってもらっても構いません。
この作業はどの魚でも、もしくはお肉でも使える工程です。例えば、油にハーブの香りを付けて浸み込ませることも出来ますので、応用力はあると思います。
ただ、気を付けていただきたいのは、今では当たり前のフッ素加工のフライパンですが、使い込んでいるフライパンだとフッ素が取れている可能性も大です。その場合は皮が引っ付く可能性も出てきます。
一番の解決法は新しくフライパンを購入するか、アルミホイルを引いて焼くかの2択でしょうか?おススメはしませんが、フッ素が取れていても皮目をくっつかせない方法はあります。
一応、やり方を説明します
- フライパンを空で焼きます。
- 煙が出てきたら油を少量入れ弱火にします。
- フライパン全体に油が行き届くように回します。
- しばらく弱火で油が馴染むまで焼きます。
- 油でコーティングされた様な模様になりますので、それで膜は出来ました。
- 余分な油は捨てて、焼く具材を入れる直前に少量の油を足して焼き工程に移ります。
難しい程ではないのですが、
少し熱い作業にはなるのでおススメはしません。ただ、フッ素加工も無い、フライパンも買う予定がない、アルミホイルも無い方の最終手段としてご紹介しておきます。
但し、コーティング用で使用した油は油としての効力は無くなっていますので処分する形となります。その熱された油の処理は火傷する可能性があるので十分ご注意ください。
口の広い空き缶や口の広い空き瓶、違うフライパンなどに移して冷ましてからキッチンペーパーなどで吸わせて処分するか、凝固剤で固めて処分するか適切な処理法を心掛けてください。
まとめ
グリルを使わずにフライパンで焼く方法をご紹介いたしましたがいかがでしょうか?
この方法ですと簡単に魚を焼くことができ、またグリルを洗うストレスからも解放されるので魚を食べる機会も増えますね!
是非お試しください!